陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

「貝に魅せられて」展

2009年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 

 上記のタイトルの展覧会が清水区辻4丁目の静岡県自然学習センターで開かれている。

  

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 これは、静岡県に「県立自然史博物館を!」、と活動を展開している静岡県自然史博物館ネットワークが開催したもの。

 

 会場には、三人のコレクターが集めた膨大な標本の一部が展示されている。

 駿河湾の貝、世界の貝、1億年も前の貝の化石 等など。

                

 

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 北海道の山から自力で発掘してきたという巨大なアンモナイト。

 見ていると貝に見せられた男たちの情念が伝わってくる。

                 *

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 自然史博物館ネットワークは、個人が集めた膨大なコレクションが散逸することなく次世代に引き継がれ活用されることを願って、ここに寄贈されたものを保存し、静岡県に自然史博物館を作るための活動を続けている。

  貴重なコレクションたちが、「静岡県立自然史博物館」の完成をまっている。

   *展覧会は、明日30日の日曜日まで。 


ホトトギス

2009年08月20日 | 野草

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 今年は、山で不如帰がよく啼いていました。

 姿は見えないのですが、

 その鳴き声で「ホトトギス」だとすぐに分ります。

 写真は、植物のホトトギス。

 ネーミングは、

 ホトトギスの体の模様と似ているからとのことですが、

 形が実に奇妙で、なんとも芸術的です。

 竜爪山から来たので「ヤマジホトトギス」と思われます。

 

 5種類あるホトトギスの内、2種類が咲き始めました。

 地味だけれど好きな花の一つです。


晩夏

2009年08月18日 | インポート

 

 短い夏が終わりかけています。

 庭の百日紅が満開の重たそうな花穂を、

 睡蓮鉢の上にたれかけています。

 

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 この夏は、展覧会、静岡地震、お盆、そして近親の「死」と、

 思いがけない展開になりました。

 一昨日は真夏の葬式でした。

 初めて葬儀に参列した5歳の女の子が、

 火葬から集骨までの葬儀の後に

 「人は死んだらどうなるの?」

 「死んだ人を燃してはいけない ! 」

 とさめざめと泣くのです。

 「人は死んだらどうなるの? 」

 幼い頃誰でも抱いたその疑問は、

 大人になってたくさんの死と出あった今も、 

 実は、ちっとも解けていないのです。

 柔らかな子どもの心が抱いた確かな不安が、

 大人が無理やり納得している「死の儀式」を、

 実は、

 「本当には違うのではないかしら」、

 と戸惑わせるのでした。

 


工芸美術「波光会」展

2009年08月04日 | 作品紹介

 

 八月を迎えました。

 予ねてよりお知らせしておりました工芸展が開幕となりました。

 今回、この展覧会に出品しました。

 場所は、愛知芸術文化センタ-8f ギャラリー E  F 室

 8月4日~9日(日)まで

 

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(写真は、展示場の一部。中央が今回の出品作品)