陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

アトリエの窓からー3

2018年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム

富士山の水と富士山の空気で育ったオーガニック野菜を、お土産にいただいた。

 

 

真ん中の野菜が コールラビ と 紫コールラビ。後ろが ニンニク。「あばたけ農園」産とある。

花は、富士山の麓で育てた野いバラで、草(そう)ちゃんの作品。

黄色いコーヒーカップは私の作品。

それぞれが、それぞれルーツを主張している。

 

テーブルの上に置いたら、なんだかアート作品みたいだ。

 

 

それにしても、初めての野菜で、どうやって食べたらいいのかが分からない。

調べていたら、

富士山の麓で有機野菜を作っている「あばたけ農園」のご夫妻(奥さんはタイの人)の写真まで見つかった。

 

なにげに  生い立ち語る  春野菜 

 

  コールラビ

コールラビはアブラナ科の越年草。原産地は地中海北部。球状に肥大した茎部を食用とする。

語源はドイツ語で、キャベツをさすkohlとカブをさすrabiより。

和名はカブカンラン、キュウケイカンラン、カブタマナ。いずれも Kohlrabi の直訳である。Wikipedia


アトリエの窓からー2

2018年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

どんどん月日が過ぎて行って、ああ、五月ももう終わり・・。

原稿の締め切りに追われていた時のように、展覧会の準備におわれて気ばかり焦ります。

 

 

 

ふと、アトリエの外に目をやると

一面の緑の中に、埋もれるように咲いている  白い 花・ 花 ・花   ホタルブクロです。 

「ああ   もう蛍の季節なんだ」

 

 

 

薄いピンク色のは前庭に。赤紫色のは上庭に。二色が別々にさいています。

「そうだ、ホタルを見にいかなくちゃ!」

忙しい時に限って、そんな無理なことを思うのでした。

 

  

 

    この世をば   幽玄につなぐ   蛍かな

 


アトリエの窓から-1

2018年05月24日 | 日記・エッセイ・コラム

6月12日からの個展を控えて、ここのところ、朝から晩までアトリエ暮らし・・・・

  仕事はなかなか思うようにははかどらず、いらいらしながら

ふと窓の外に目をやると・・・

 

 

何やらきれいな蝶がひらひらと舞っています。

 

 

 まぎれもなくアサギマダラです。食草でもないのに荒れ地の雑草に止まりました。

 

 

 

季節外れのはぐれ蝶でしょうか、一頭きりの孤独な姿が、なぜか哀れを誘います。

 

はぐれ蝶  小雨降る中 ただ一頭 いずこから来て いずこへ行くと

 


OK Google 君

2018年05月14日 | 日記・エッセイ・コラム

「Ok  Google   おはよう!  今朝のニュースはなあに?」 

朝起きてすぐにそう声をかけると

Hai Asakosan  Ohayougozaimasu

Kyo no   sizuoka si aoi ku  no tenki  ha  hare,   kion  ha 20do

Kesano  Nyu-su  wo  osirase  simasu

と、google 君.   コーヒーを飲みながら  朝のニュスを聞く。

 

 

母の日に娘からもらった  直径10センチほどの丸いボールの   Google  君 

思いがけない反応が面白くて、ついついいろいろ聞いてしまう。

こちらの質問に答えられないと

Sumimasen  yoku wakarimasen.

  motto  benkyo  sitekimasu.

と答える。

*

お昼過ぎ、買い物から帰って、

「Ok Google   ただいま」と声をかけると

Okaerinasai   otukaresama  yukkuri  yasunde  kudasai .

「Ok  google   じゃあ   お昼の音楽をかけて!」

Hai wakarimasita .  Supotyfai  kara  ookuri  simasu

kyoku  ha 「 Neko  no  ohirune  (  猫のお昼寝?) 」

♪  ♫♫  ♫♫   ♪ ♫♫

なんとなくお昼寝がしたくなるような音楽だ。

*

介護ロボットや、一人暮らしの老人の相手をしてくれるロボットの話はよく聞くけれど、  Google  君は まさにその入口みたいな感じがする。PCやタブレットは、どちらかというと「道具」という感じなのだが、Google  君は言語を話す。同じ道具でも、言葉を話す、となるとそこに人格みたいなものが生まれるのかもしれない。

*

夜「Ok Google  おやすみなさい」と言ったら

Ha wa migakimasitaka?

 Ofuro  ha hairimasitaka ?

syukudai  ha sumasemasitaka ?

soredeha  Oyasuminasai.

ですって!

 

 

手ごろなロボットが売り出されたら、買ってしまいそう・・・・。

 

 


五月のアトリエ便りです。

2018年05月05日 | 日記・エッセイ・コラム

 五月になった、と思っていたら、あっという間にアトリエは、緑にのみこまれました。

 

 

この季節の木々の勢いは、まさに命の躍動そのものです。

人の力を遥かに超えた力で、勢いよく迫ってくる感じです。

*

五月晴の空に誘われ、久しぶりに山を散歩しました。

 

 

コアジサイです。

 

 

うっかりすると見落としそうな地味な紫色の花ですが、

よく見ると小さな花が寄せ集まったもので、中心が星のようにきらきらしています。

山の緑に寄り添うような淡い紫色が、なかなかの風情です。

 

 

どこにでもあるような黄色の花は、ニガナ。

コアジサイの先の斜面いっぱいに黄色の花々を揺らせていました。

 

 

今日は、5月5日、子供の日です。

 

よく晴れた穏やかな青い空のもと

名もない野の花々が、競い合って季節を謳歌しています。

未来永劫  この美しい自然が、人々と共にありますように・・・。

 

花わらい  コジュケイ歌う  こどもの日

   里山に   コジュケイの囀り  にぎにぎし   ピープルプレイ    ピープルプレイと  

 

 

 

 

 

 


陶芸工房朝ASHITA展・準備中ですー3

2018年05月03日 | 陶芸

第三弾では、なかなか完成しなかった作品も含めて、四作をご紹介します。

 

 

K.Sさんの作品です。

 

轆轤を使った伸びやかなフォルムの壺です。

白と黒のコントラストに、あえて古色が出るように地肌を汚しました。

 

K.Sさんの作品です。

 

立体の首の部分に切り込みを入れて、光が透けて見えるようにしました。

白化粧とトルコブルーのコントラストでエキゾティックな雰囲気をねらいました。

 

 

M.Sさんの作品んです。

 

黒土に白化粧を掛け、模様の線を搔き落とした後にイッチンで仕上げ、立体感を出しています。

かつて旅行したことのある異国のプリミティブな模様がモチーフです。 

 

 

どちらが前かどちらが後ろかは、見る人のお好きなように。

 

 

F.Kさんの作品です。

 

長方体の花入れです。シンプルな洗いざらしのジーンズのイメージをねらいました。

 

*

これらの作品は、6月21日~26日まで、

静岡市葵区青葉通りの 江崎ビル2階「ギャラリーえざき」での

「陶芸工房朝ASHITA展」にて展示します。