家の前の櫻が五分咲きになりました。
谷津山頂の櫻は、いつもより10日ほど遅く、
まだ蕾が固い感じで、お花見は入学式頃に
なりそうです。 (本日、確認した情報です。)
震災から10日余りが過ぎました。
その間、ずっと悩まされていた船酔いに似た
軽いめまいと吐き気がようやくよくなりました。
大地震、大津波、原発事故、爆発、放射能被
害、大自然の巨大なエネルギーに翻弄され、
その中でもがく生き物の感覚とでもいいましょ
うか・・・、平和な静岡に住む私でさえそんな
感覚でした。
それでも、10日がたって「生きよう」と立ち上
がる東北の人たちの強さに敬服するばかり
です。黒い土の中から小さな双葉に包まれ
て「ヒトリシズカ」が顔を出しました。被災地の
人々に贈りたい優しい花です。
想像を絶する大震災が起こりました。
非現実的な仮想の映像を見ているようで、
テレビに釘づけにされたまま、動けません
でした。
「日本」の半分が失われてしまったような現実を
前にして、大自然の前に人間の営みの何とはか
なくもろいものかを実感します。
のどかな春の中に安穏としていられるわが身が
不謹慎なようにさえ思えてきます。何か出来るこ
とをしなくては!
たくさんの不幸をよそに、こぶしの花が満開です。
一雨ごとに春が開きます。
春蘭の次は「猩々袴」です。
家のは、何故か葉っぱもピンクです。
山野草は、ほっておくとどんどん移動して
やがてなくなってしまうものが多く、丈夫な
物だけが生き延びていきます。
厳しい自然の摂理です。
数日前から首をもたげていた春蘭が、2本
咲きました。
今日花やさんでみたら、同じ春蘭でもいろい
ろあって、値段も1万円以上から数百円まで、
さまざま。家のは、野生児だから300円くらい
ですかね。それでも春色がみずみずしくてき
れいです。
今、陶芸教室では、展覧会のためのいろいろな
作品がつくられています。今回の窯から数点を
ご紹介します。
白い円壺です。線紋をほどこした立ち上がり
が丸い壷の部分を引き立てています。(M・S作)
背の高い角瓶の面に細かい模様を象嵌しま
した。模様の楽しい作品です。 (K・S作)
三つの側面に、オリジナルな模様を彫り出し、
黄瀬戸釉で仕上げました。 (T.S作)
灰釉を使って、黒地にグリーンで模様を浮き出
させた中鉢です。(A.T作)