陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

草取り大作戦

2004年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム
326_1「梅雨が明けたら庭の手入れをしなくては」と思いながら、この暑さ、暑さにかまけて怠けていましたが、もうタイムリミットです。シルバー人材銀行に電話してみたら、植木の剪定は来年まで予約でいっぱい、草取りならできます、とのお返事。ではとりあえず草取りを、とお願いしました。でも、ここは野生の植物が繁茂するワイルドな土地柄、先ずは何処をどう処理するか、決めておかなければなりません。そこで虫除けと日よけで武装して、草取り大作戦。はじめて来た人はよく「自然が豊かでいいわねー」「羨ましいようなところねー」といいます。でもね、実際に暮らしてみると、とんでもない、自然とのあくなき戦いの連続です。毛虫や蜘蛛の巣や、蜂やトカゲや、時にはヘビまでいるんですよ。モダンなマンションにお住まいの方には、信じられないでしょう。でも、こんな収穫もあります。              *写真は、本日の収穫、ブルーベリー。

2004/07/17


素焼き完成

2004年09月26日 | 陶芸教室
323_1ようやく素焼きが完了し、次の本焼きの準備ができあがりました。美濃から新しく仕入れた何種類かの灰の実験ができます。灰は、長石との比率を何種類にも分けて釉薬にし、テストピースで焼いてみてから、本焼きに使います。ところが、いろいろと他の事に気をとられていると、こうした一連の作業が中断し、集中力に欠けることになります。自重、自重、・・・・・・ですね。

2004/07/12


せみ時雨

2004年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム
321_1早朝から賑々しかった蝉時雨が、ぱっと止まりました。今、午前11時です。蝉に昼休みがあるわけもないのに、不思議な現象です。静まった山に、ツクツクボウシが一匹、迷い込んだようなか弱い声で鳴いています。「ツクツクボウシ」「ツクツクボウシ」「ツクツク ボーシ」。ツクツクボウシは、夏の終わり頃のはずなのに、この頃はいろいろなことがおかしな具合です。

2004/07/09


35度の真夏日でした。

2004年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム
319_1すごい暑さですね。東京の都心では、40度を越えていたとか、テレビが言っていました。寝苦しい夜で、夜中に、クラーをがんがんかけてしまいました。この真夏日に凛として咲き誇っているのは、ヒオウギ(檜扇)です。いかにも夏好みのこの花、耐寒性のある多年草で、葉が扇状になっているところから、この名がつけられたのだそうです。今日は、7月9日、清水寺の夏祭りです。公園には屋台が並び、夜には花火大会があります。この時期は、期末テストと重なっていて、子供たちは「勉強しなくては」といいながら、お祭りに行ったことを思い出します。花火の上げ場所と家とがあまりに近いので、花火をあげると、「薬きょう」がポタポタと屋根に落ちてきます。花火は、勢いあお向けになってみることになります。

2004/07/05


静岡女性会館

2004年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム
318_1ひょんなことから、今年は静岡女性会館「あいせる」の企画に加わることになりました。10年前の立ち上げの頃のことを思うと、不思議なめぐりあわせを感じます。発足当時、あまりにも最初の思いとかけ離れてしまった女性会館でしたが、今また、指定管理者制度の導入とかで、揺れ動いているようです。行政が改革を迫られているこの時期だからこそ、変革が可能かもしれない、なんて考えるのは甘いのか?何かひとつ新しいことができたら、うれしいのだけど・・・・。

2004/07/03


粉引き魚紋中皿

2004年09月26日 | 作品紹介
317_1粉引き魚紋中皿です。成型した器が生かわきの状態のときに、白化粧土をかぶせ、まだ化粧が生かわきのうちに、図案を線刻します。乾燥したら素焼きし、透明釉をつけて本焼成します。白地に表れたピンク色のぽつんほつんを、御本手といい、粉引では、この御本手が珍重されます。御本手は、弱還元で焼成された器を、ゆっくりと冷却していくと、土の中に残っていた酸素が、ぽつん、ぽつん、と出てくる時にできるものです。

2004/07/03


植木鉢

2004年09月26日 | 作品紹介
316_1今回ご紹介する作品は、植木鉢です。重厚な感じで、山野草というより、西洋の豪華な花が合いそうですね。粘土で成型した後、彫刻刀で模様を彫り、その後、素焼きして、本焼成。釉薬は、灰釉、還元焼成です。Sさんの作品です。

2004/07/01


尋胡隠君  明 高啓

2004年09月26日 | 作品紹介
315_1この作品は、我が陶芸教室の長老桜井さんの作品です。五面体には、五言絶句の漢詩の一節が彫刻されています。渡水復渡水看花還看花春風江上路不覚到君家水をわたり、また水をわたり、花を見、また花を看ながら、春風に吹かれて江上の道を行くと、いつの間にか尋ねる人の家に着いていたという意味なんですって。花瓶には二行目の五字が彫られています。何気ないの野の花をいけるのだそうです。これまで生きて磨いてきた作者の「感性」が、そのまま表現されたような、素敵な作品でしょ。

2004/06/30


楽しい作品

2004年09月26日 | 作品紹介
314_1窯を開けました。楽しい作品がたくさんできましたよ。まずは、手桶です。浜松のAさんと1さんが製作したもののうちの一つ。焼きしめ風に釉薬を吹きかけてあります。手桶は、昔からいろいろな形のものが作られてきましたが、陶九郎や魯山人の手桶は、有名です。      順次、いろいろな作品をご紹介します。


キャンドルスタンド

2004年09月26日 | 作品紹介
313_1キャンドru スタンドの試作をしてみました。キャンドルデーに、キャンドルライトをつけたけれど、Kyandoruスタンドがなかったので、昔の停電の日を思い出した、そんなお便りを見つけました。じゃあ、と早速キャンドルスタンドを試作してみました。ところが、これ、なかなか難しいことが分かりました。写真は、3本用ですが、もう2本つけると5本までいけます。でもバランスをとるのが難しく、腕で支えきれなくなります。もう少しよく考えないと・・・・ね。

2004/06/26


釉薬つけが完了。バナナの木

2004年09月26日 | 陶芸教室
312_1ようやく窯の準備完了で~す。釉薬ものは、ここが勝負。さまざまな条件を加味して、釉薬を使い分けました。今回は、三種類。さぁ、どうなるでしょうか。谷津山は、ご覧のように緑がいっぱいで~す。「これ(写真)、家の前です」といえば「え! ジャングルの中に住んでるの?」といわれそう。近くに住む人が植えたバナナの木が、この時期、巨大化するのです。冬には枯れてしまうのに、春になるとまた出てきます。外は、緑の風が爽やかですが、アトリエでの作業は、汗ダクダクです。

2004/06/24


素焼き開始

2004年09月26日 | 陶芸教室
310_1なかなか作品がたまらなくて、手間取りましたが、ようやく本日素焼きの火をいれました。それだけ集中していなかったということだと思います。素焼きの温度は750度、約8時間かかります。それを一日さまして、本焼きが始まります。新しく仕入れた灰のテストは、今度の本焼きから始まります。さぁ、がんばらないと・・・・・。


台風6号が接近しています

2004年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム
309_1大型で強い台風6号が近づいているようです。咲き始めた庭の草花が倒れなければいいけど・・・・。雨で所在ない日曜日、見ておきたいと思っていた「ルーブル美術館の秘密」を見てきました。あれだけのものを所有しているフランスの国力には、驚嘆しますが、所蔵作品の数は何と35万点。楽屋裏には、出番を待つ世界の名品がぞろぞろ収められているのです。それを支えている専門家が何と1200人ですって・・・。「ただの観光客にはミロのビーナスとモナリザを見せておけばいいが、本当の知の探検者のためにはたくさんの作品を展示することが必要なんだ」とは学芸員の言葉。そういえば、何回かルーブルには行っているのに、ミロとニケのビーナスの横を通って、ルーベンスとモナリザを見て、うろうろしている内に時間になってしまったことを思い出しました。    紫色の桔梗につづいて、白い桔梗が咲き始めました。桔梗は蕾がいいですね。雨がだんだん強くなってきたみたい・・・。

2004/06/18


ピースローソク

2004年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム
308_1夏至。一年中でいちばん昼の長い日です。この日に、街中の、家中の、電気を消して、ローソクを楽しもうと「ピースローソク」を呼びかけている人がいます。スローライフの提唱者辻信一さんです。この運動、すでに数年前からスタートしているらしく、夏至を中心にして三日間、ある一定の時間だけ、オフィスや家や街の電気を消すところや、川べりにずっとローソクを並べる地域もあるそうです。私も、真似して、この日には「ピースローソク」といこうと思います。そうそう、沢山あるランタンにも火をいれて、庭に並べて楽しむのもいいですね。料理はもちろん、お得意のスローフードでパンと野菜とワイン。どなたか一緒に静岡でも「ピースローソク」をやりませんか。

2004/06/15


21クラムは魂の重さ?

2004年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム
305_1「21グラム」という奇妙な題名が気になっていました。人は、死ぬと21グラムだけ軽くなるのだそうです。21グラムは、ほんとうに「魂」の重さ?死んだ人にとってはもはや何の意味も関係もない死が、生きている人には、無限とも思える重さでのしかかってきます。「21グラム」は、そんな死をめぐる、しかし、生きている人間たちのお話です。死を受容することの難しさ、重い重い映画です。      

写真の花はヒトリシズカ