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バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

ペイジェント(降誕劇)

2007年12月18日 | 日々の出来事
バンビの通う幼稚園はキリスト教系なので、クリスマスは最大のイベント。
私は特に信仰は持っていないけれど、この時期幼稚園の礼拝に出て讃美歌を歌ったりすると、やっぱり厳かな気持ちになる。神様に感謝して他者のために祈るというのもいいと思うし。

で、今日は幼稚園でペイジェント(降誕劇)があった。
そもそもは 昔、文字を知らない人達にもキリストの誕生のことを劇仕立てで伝えたことから始まっていて、ペイジェントとは”ページをめくる”という意味からきているらしい。セリフは殆ど歌なので、まぁミュージカルみたいなもの?
この時期 どこの幼稚園もお遊戯会をするところが多いみたいだけど、まぁそれの代わりというカンジなのかな。

劇に出るのは年長さんで、天使、ヨセフとマリア、預言者、羊飼い、宿屋の人、3人の博士といった役が割り当てられる。
衣装は幼稚園に何十年と伝わっているもので(園長先生も子どもの頃着たんだとか)毎年母親達が繕ったり、裾上げしたりして着用。雰囲気があってなかなか素敵

そして大人にも難しいと思うような旋律と歌詞を、子ども達はきっと一生懸命練習したのだろう。とても立派に歌い上げていて感動的。
肢体不自由の子は後ろから先生が支え、多動ちゃんもお友達が手をつなぎサポートして、ちゃんと一緒に参加している。それが当り前の幼稚園だから 余計に胸がいっぱいになる。

その間 年少・年中は席に座って観劇。終わってからは それぞれ歌を歌う。
果たしてバンビはうまくできるのか...親の方がドキドキする。

クラスのお友達と一緒に出てきたバンビはどうやら私を探しているようで、あちこちと目線が落ち着かない。やっと目があったと思ったらにこにこしながらお遊戯を始めた。
まだ歌は歌えないけれど、手に鈴を持ってちゃんと振っているし(終わった時鈴を返したがらなかったのはご愛敬?)思ったより割と手や足のフリができていた。ぜんぜんダメでただ突っ立ってるだけなんじゃ?と心配していたけれど、意外とできていて一安心。

ところが3曲終わって退場のはずが、バンビは泣いてその場に座り込んでしまった。
最近ときどき母子分離をイヤがって泣いたりするんだよねー。仕方ないので、近くに座らせてそのまま年中さんの演目を見学。
年中さんは全員ケープを着て、3曲目は本物のロウソクに灯を点したものを持って歌う。これもなかなか素敵。来年バンビもできるかなぁ?

というわけで、厳かさあり、笑いあり(年少は立ってるだけでかわいいので)と楽しかったペイジェントも無事終了。
明日はいよいよクリスマスの祝会で、その後 幼稚園は冬休みに。
あー、毎日ほんとバタバタで、まだ年賀状も大掃除も手つかずの我が家だけど、神様どうぞお守りくださーい。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp