バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

舌の話 再び

2008年09月09日 | 福祉・医療・療育関係
前の記事のコメントにも書いたけど、うちはいままでガムとかキャンディの類をバンビに買い与えたことはなかった。
何かで「人間の味覚は3歳までに形成される」って見たか聞いたかしたので、小さいうちはできるだけ甘いもの・脂っぽいものをあげずに済ませたかったから。

みぃさんもコメントに書いてくれたけど、人間食べたことのないものは味が想像つかないからか食べたいとは思わないものらしい。
バンビはもらいもののポッキーもちょっと舐めて食べなかったし、ラムネは吐き出す始末(シュワシュワ感がダメだったみたい。) プラダーウィリーの子にとっては別にそれで構わないと思っていた。

でも、幼稚園に入ってから周りの子を見ると、みんなすごくお菓子を食べるので驚いた。
「なくて済むならその方がいいんだけどねー。」とママ達は言っていて、確かにそうだと私も思うけど、でもそうやっていろんなものを食べる経験は、それはそれで口腔の発達にはいいような気がしてきた。
ガムを噛むとか、飴を舐めるとか、チューブ入りゼリーみたいなお菓子を吸うとか。
食べたことがなければほしがることもしないけど、その代り食べたことがないものは食べ方がわからないからうまく食べられないんだってことに初めて気づいた。
たぶん健常児なら日々の生活の中で自然に会得していくものなんだろうけどね。

バンビはもう5歳になったし、仲間の中で行動することも少しずつ増えてきてる(増やしたい)と思うから、みんなと同じものを食べる時はみんなと同じように食べられるということも大事なのかなぁと思ったりする。
もちろん、カロリーのことは今後もずっと気にしていかなくちゃならないけど。

まぁそんなわけで、うちでも少しずつお菓子をあげてみて、訓練という堅いカンジではなくお楽しみ感覚で舌を動かすことができたらいいなぁと思って、いただいた情報も参考にしながら早速やってみることにした。

まずはペロペロキャンディ。
アン○ンマンの顔が付いてるの(高いんだよね)を買ってみたけど、もっと大きいので口の端いっぱいいっぱいくらいになるサイズの方がいいのかも。それかチュッパ○ャップス型だと唇にも力が入るカンジになるみたいなので、そういう方がいいかも。いろいろ試してみようかな。

あとは、プリッツみたいな形(細い棒状)のプレッチェルも見つけたのでこれもget。オーストリアからの輸入品らしく小麦と塩の味しかしないのでこれはいいかも。
これを口の上下左右いろんなとこに当てて舐めさせるんだけど、なんとバンビは左右に舌を出すことができないみたい。特に左側はできない。不思議。
大きな鏡を持ってきてそれを見せながらやってみるんだけど、本人も何でできないんだかわからん風で必死になってやっていた。

飽きてイヤになってきたら楽しくおやつタイム。こういうのは親子とも気が楽でいいかも。
でも1つポイントは、バンビの前では買わないこと かな?
こういうことに関する記憶力はすごく良いので、常にその場所(お菓子売り場とか)に行こうとするようになるのです...。

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
コメント (2)
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