バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

二分の一成人式

2014年02月20日 | 日々の出来事
いつから始まったのか、全国的なものなのかはわからないけど
近隣の小学校では、4年生(10歳)の時に「二分の一成人式」というのが行われる。

今年はバンビも4年生。(もうすぐ11歳になるけどね。)
今の支援級ができてから過去2年は普通級の子達と一緒にセレモニーをやっていたようだけど
今年は支援級だけで別個でやります と先生から案内があった。


当日、4年生の3人が 先生が作ってくれたくす玉を割ってお祝いがスタート。
先生手作りの色紙をもらった。
「将来の夢」とバンビが頑張っている姿やクラス全員で写した写真が貼ってあった。
そして、4年生だけでなく全員が「将来の夢」を一人ずつ発表。

バンビの夢は、”電車の車掌さんになりたい”でした。

その後、歌と演奏で「bleave」と「ふるさと」(♪うさぎ追いし...🎶 じゃなくて、嵐の方ね。)を歌い
ハンドベルを演奏。

バンビはいままでハンドベル 少し音が出遅れがちだったんだけど
この時はバッチリで、すごく頑張っていて成長を感じたなぁ。
歌も音痴ではあるけど、臆せず一生懸命歌っていたし。

支援級だけでやることに最初は少し ん?と思うところも正直あったけど
まぁ、終わってみたらとても暖かいセレモニーになっていて、これはこれで良かったかなぁ と。


思えば10年。ほんとーにあっという間でした。
そりゃ辛いこと、悲しいこともあったけど、でも取りあえずここまではむしろ普通の子育てより楽な部分もあったよーな?
だから、やっぱりプラスマイナスで言えば、ちょっとプラス なのかも。

ほんと生まれた時には 今頃こんな穏やかに暮らしていられるとは思ってなかったもんねぇ。
いろんな人に助けられ、教えられ 1つ1つ乗り越えてきた貴重な日々だったなぁ。
この先10年もどうなるかはわからないけど、きっとそれもまた過ぎてしまえばあっという間なんだろう。
どんな時も、何があっても くじけず明るく前を向いてバンビと共に歩いていけたらなぁと思う。

バンビ、ありがとう。生まれてきてくれて、こんなに大きくなってくれて、ほんとにありがとう。

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初めての雪かき

2014年02月20日 | 日々の出来事
今も雪害で孤立している方もいて、本当に早く解決することを祈るのみなんだけど...

これは一度目の大雪が降った日の話。

その日オットは出勤で帰宅難民となり、結局会社に泊まることに。
翌日の日曜日も電車が動かないから帰ってこられなくて...。
私の方はバンビと出かける予定がキャンセルになったので、取りあえず都知事選の投票のため学校に出かけたんだけど
そしたら、同じマンションの子が小さい妹連れて2人で雪かきしていたところに遭遇。

まぁ遊び半分だったんだろうけど、それでも他に誰もやってる人もない中エライなぁと思って
「バンビもやる?」と聞いたら「うん、やる!」

とはいえ、うちにはスコップもなくて、取りあえずプラスチックのちり取りとデッキブラシで参戦。
でも、水分の多い重い雪にはデッキブラシは役に立たず、意外にちり取りの方が効果的だった。
そのちり取りをバンビが手放さないので、なかなかはかどらず...。


最初にやってた姉妹はいつの間にかいなくなっていて、雪はまだまだたくさん。
それでも今日やっておかないと明日は学校があるし、子ども達の通学路は確保しないとなぁと
二人で頑張っていた。

当日は選挙だったから、学校までの道は結構人通りも多くて
時々「ご苦労様です」とか、バンビに「偉いわね。」と声をかけてくれる人もいて
バンビにとってはそーいうのがとっても嬉しいことだから、張り切ってやってたなー。



しばらく頑張って疲労もたまってきた頃、見知らぬおじさんが「そんなんでやってたら日が暮れるよ。」と声をかけてくれて
結局、3人のおじさん達がどこからかスコップを持ち出して手伝ってくれることになった。

いやー、スコップ速い!
そんなわけで通学路の雪かきはみるみる終了。
実は、おじさん達は学校の園芸アドバイザー(シルバーさん達が委託されてやってくれてるらしい)だった。
スコップの扱いも慣れてるはずだよね。腰が痛いとは言っていたけど...

それにしても 一生懸命頑張ってると、助けてくれる人っているんだなぁ...

おじさん達と握手して別れた後も、近所の知人が始めたせいか バンビはまだまだやめる気ナシ。
こっちがバテて「もういいんじゃない?」と声をかけても
「ここ全部やらなきゃダメなんだよ。」って...いや、それは無理だからやめよ。

こういう時きっちりやらないと気が済まない性格は、えらいっちゃえらいけど、ま 結構面倒くさくもある。
その時は気づかなかったけど、バンビは長靴のふちが肌に直接当たって擦り傷になっていたのにやめるとは言わなかった。
(痛覚鈍いから気づかなかったのかなぁ。後で痛がってはいたけど。)

でも、人のために一生懸命頑張ろうって気持ちがちゃんと育っていることは将来につながるしね。
そーいうのって 大事、大事。


しかし、私の方は翌日は筋肉痛になったわ、汗かいて冷えたせいかまたまた風邪ひいて
それをこじらせて扁桃腺炎にまでなるわ で、結構大変だった。
2回目の雪の時は咳が止まらず、さすがに何もできなかったし...。
もうほんと 早く春になってほしいものです。

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