バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

春休みのお出かけ

2015年04月03日 | 日々の出来事
私の仕事がなかった日、午前中STに行って、午後からお台場の日本科学未来館に行ってきました。

久しぶりに乗るゆりかもめが楽しかったらしいバンビ。
お台場は意外に桜が多くて、海外(特にたぶん中国系)からの花見客もたくさん。
花見にはあいにくの曇り空だったけど。


で、科学未来館といえば、これ?→ 

実は、メディアでも度々紹介されているチームラボの企画展「踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」にバンビを連れていきたかったんだよね。
でも、平日にも関わらず、着いたら既に会場は激混み。

「天才ケンケンパ」は床の上の○や△を踏むと、画面が割れて絵が変わって 
「メディアブロックチェア」は座ったり、積んだりするとブロックの色が変わる。

この辺の食いつき加減はまぁまぁだったかな。
「光のボールでオーケストラ」は人気があってぐるっと行列していたのだけど、バンビは何故か「これはいいや。」とパス。

いちばん興味を引かれたらしいのは、「3Dお絵かきタウン」
これは、下絵に色を塗ってスキャンすると、それが3D画像となって会場の大きなスクリーンの上を動くという仕組み。
乗り物と海の生き物と、ふなっしーの3バージョンがあって、バンビは3つともトライした。

 これが
 こうなる。相変わらず、色塗りが雑。

こちらはバス。 そして、ふなっしー。
隣のかわいいふなっしーに比べたら... 目が怖いんですけど。(笑)

空間認知や視知覚に課題があるバンビにとって、お絵かきは苦手分野。
周りの小さい子の方が余程上手で、さすがにちょっと恥ずかしいけどそういうのにももう慣れたかも。
自分で描いたものがスクリーンで動くのは楽しいらしく、本人的には満足気だったのでまぁいっかー ってカンジ。
それに、色のセンスは悪くないと思うし。(親バカ、親バカ)


企画展が人気なせいか、常設展もそれなりに混んでいたけど、さらっと見学して(バンビには少し難しかったかも)
無料の巡回バスに乗り、途中でおやつを食べて帰りました。


翌日はバンビが楽しみにしていたドラえもんの映画鑑賞。
首から下げているのは、ドラえもんのポップコーンケース。親子2人でシェアして食べました。
映画もだけど、どうもこれを楽しみにしている節があるバンビ。

まぁ、毎日のことじゃないし、たまのお楽しみはいいかなと思う。
いろんな経験をして、何をどれくらい食べるのがいいのかを実地に学んでくれたらいいなぁ というのが親としての淡い期待なんだけどね。


さて、もう来週からは新年度・新学期がスタート。今年の春休みは何だかあっという間だったなー。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
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買い弁とお金の計算

2015年04月03日 | 社会的自立に向けて
春休み、バンビはデイサービスのお昼に”買い弁”(お弁当を買って食べる)を楽しみにしていることは前にも書いたけど。

近所のコンビニやスーパーで買うらしいんだけど、そうやって自分で選んでお金を払うのも学習のうち と思って許すことにしている。
支援員さんには できるだけカロリーの少ないものを選ぶようにサポートをお願いしてるんだけどね。

でも、今日は帰ってくるなり、いきなり「ママ、ごめんなさい。今日はメロンパン食べちゃった...。許してー。」と言ってきた。

私は別に怒るわけではない。
「えぇっ!いいのー?」と大袈裟に驚いてみせる。
「小さいのだよ。カロリー書いてなかったから大丈夫。」(意味わからんけど。)と必死のバンビ。
「ちょっとおなか触ってごらん。ほら、ドラえもんみたいだけど。」と言うと、「明日、運動するよー!!」


バンビは太ったらかっこ悪いと思っている。
シュッとしたかっこいいお兄さんになりたいと思っている。
だから、PWSという障害のこと自体はまだ知らなくても、たくさん食べ過ぎちゃいけないことも
運動しなくちゃいけないことも自覚している。
そういう風に育ててきたから、意識が染みついているようなんだよね。

でも、食べたい気持ちもあって、いつも葛藤があるのも事実。
かわいそうだけど、それはバンビがずっと背負っていかなくちゃいけないものだから。
食べ過ぎても叱りはしないけど、食べ過ぎてはいけないことをずっと繰り返し教えていくしかないと思ってる。


買い弁にはもう1つ理由というか目的があって、それはバンビがお金に慣れるため。

基本的にはいつも1000円を(バンビが払いやすいように)お財布に入れて
帰ってきたらまずレシートとおつりを出して、何を食べたか報告させるようにしている。
そして、お財布の中の残金がちゃんと合っているかを一緒に確認しているんだよね。
人からお金を預かって買い物したら、そうする習慣を身に着けさせたいと思うから。

それに3桁の計算ができなくても、硬貨の違いがわかって枚数が数えられたらおつりがわかるようになるといいなと思うんだけど
やっぱりこれがバンビには難しいらしくて
特に帰宅後は疲れているから集中力もなくて、なかなか苦戦することが多い。

でも、こういうことを繰り返して、社会に出るまでにはお金の計算ができるようになるといいな と思っている。
いずれは、毎回千円札を渡すのではなくて、お財布の中の硬貨からどの硬貨を何枚出せば足りるのか くらいが
わかるようになってくれたらいいんだけどなぁ...。
ほんと、こういうことは長期戦でやらないとなかなかできないんだよねー。

何度教えても覚えないバンビにイライラして、つい声を荒らげてしまうこともあるんだけど(夕方の忙しい時が多いし)
これもバンビの将来のため。
親も地道に努力していくしかないんだろうなぁ...。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
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