バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

保険の話

2015年04月21日 | 日々の出来事
親の会の交流会でも保険のことはよく話題に上る。

都内だと中学生までは医療費の補助があって無償のはずだから、まぁまだそれ程必要性を強く感じることはないと思うけど。
実際バンビも過去、停留精巣と心室中核欠損症の手術をしてるし
成長ホルモン療法を開始する時には検査入院もしてるけど
医療費は後で補助されて、かかったのは食事代くらいだった。

ただ、会員の中には入院した時高額な差額ベッド代を払う羽目になったという方もいたっけ。
(基本的には、患者が希望したのでない限り
 病院の都合で差額が発生した場合、それを払う義務はない って聞いてるけどね。)


実は最近、うちのオットの保険の更新に際して
私達はもう自分達の将来(オットの定年後)を見越して、ライフプランのの再設計をしなければならない年齢ということもあり
思い切って 保険相談の窓口を訪ねることにした。

これねー、ほんと一度行ってみるといいと思う。
私もオットも若い頃保険のおばちゃんに言われるまま何となく保険に入っていたけど
本当に必要な保障は何か、どんな保障にいくら払えばいいのか
きちんと整理して説明してくれる。

無理に掛け替えを勧めるわけでもなく
例えば、私が入っている保険は今私が抱えている病気のこと等も勘案したら
そのまま置いておくのがいいだろう という話になったし
プロの目で公平に比較してくれるので安心。


で、ライフプランの設計の話の中には当然子どもの教育費のことも出たんだけど
そこは正直に 知的障害があり、進学の費用については必要ない旨をプランナーさんに伝えた。
そして、バンビに必要になってくるであろう医療保険や個人賠償責任保険について相談してみた。

今、バンビが定期的に通院しているのは、小児科(内分泌と循環器)、整形外科、精神科、眼科、それにこれから歯列矯正をする予定なので歯科も。
これが今はみんな無料で受診できているのだけど、あと4年後には全部3割負担となればかなり痛いかも。

あと、この中で入院もしくは手術の可能性があるのは内分泌と循環器(心臓)、それにもし側彎がひどくなれば整形外科もかな。
もちろん、長期に渡る入院等で高額な費用が発生すれば、それは高額療養費制度で還付されると思うけど
今後医療保険に入るべきなのかどうか迷うところ。

ところがバンビの場合は昨年心臓の手術をしたので、当分医療保険には入れないそうなんだよね。
まぁ、心臓は生まれつきのものなので微妙なところだけど
手術ってことになる前に保険加入を考えても良かったのかもしれない と今になって思ったりする。


で、知的障害があっても保険に入れるのかどうか は気になるポイント。

これについては親の会のメンバーに保険代理店をされてる方がいるので、交流会で質問したことがあるんだけど
原則”聞かれていることには正直に答えなければならない。”
(例えば、病気があるのに嘘をついて入ると、いざという時に保険が下りない とかね。)
逆に言うと”聞かれてないことは 言う必要がない。”のだそうだ。

なので、PWSをどういう病気と捉えるかにもよると思うけど
比較的縛りの緩い保険なら入れる可能性はある というか、実際入っている人もいるみたい。


個人賠償責任保険については
これは前にバンビがお友達の眼鏡を壊してしまったことがあったりして
来年中学生になれば(支援級に就学すれば)登下校は一人だし
何かやらかす可能性も増えるということもあって 加入を考えていた。

これもプランナーさんに相談したら、個人賠償責任だけの保険に入るより
住宅の火災保険とか自動車保険に特約を付ける方が手頃でいいらしい。

調べたら、我が家の場合 火災保険の特約は10年過ぎてしまったのでもう付けられないという話だったけど
自動車保険の特約は 年3,000円くらいだったので、そちらに加入することにした。
一応 子供に知的障害があっても対象になるかを確認したけど
それはぜんぜん問題ないということだった。
取りあえず、バンビが中学を卒業するまでは これで対応していこうと思う。


ついでにいうと、知的障害のある人専門の保険もある。
ぜんちのあんしん保険 ←ぜんち共済株式会社

こちらは医療保険、死亡保障、個人賠償責任保険に権利擁護費用保障(トラブった時の弁護士費用保障)も付いているので
うちでは バンビが高校生になったら加入しようかと思っている。


さらに株式会社JICというところがやっている(引受保険会社はAIU損害保険株式会社)
・知的障がい・自閉症者専用生活サポート総合保障制度
・心身障がい児のための総合保障制度
というのがあるのだけど、これはどうも 例えば育成会とか福祉作業所等の団体を通じての加入となるようなので
就労してからの選択肢の1つになるのかもしれない。
(詳しく調べてないので、正確ではないかもしれません。あしからず。)


そんなわけで今回いろいろ調べていたら マンションの管理組合で入っている保険にも個人賠償責任保障が付いていることや
オットがクレジットカードのオプションで必要もない医療保障を付けていたりしていたこともわかって
いろいろと勉強になったというか、考えを新たにする良い機会になった気がする。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント (2)
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