うちの猫が腎臓を患って1年余り...
今年に入って、左眼の様子がおかしいなと思ったら見る見る腫れて
顔が歪になってきたので 慌てて病院へ。
左眼の奥に腫瘍があって、それが大きくなって口腔の方に押してきていて
そのせいで舌の動きが悪くなってご飯が食べられなくなっていたらしい。
癌かもしれない... とDr.に言われてびっくり。
そんな急に? こんなに腫れるなんて...
で、とりあえず病理検査をしたのだけど 癌ではなかったらしく単なる腫瘍?
でも場所が場所だけに 手術で切除とかはできないらしい。
どうやら中に膿が溜まっているということで
とりあえず頬(左眼の上)を注射器で刺して
それを吸い出す処置をしてもらった。
餌を食べなくなってしまったので、シリンジで与える強制給餌も開始。
これがほぼ格闘 というカンジで本当に大変だった。
ところが膿を吸い出す処置の2回目をした後
針を刺した痕から膿が流れ出て
いつの間にか腫れが引いていき 奇跡的に回復!
Dr.も「こんなことあるんだねぇ...」と言う状況で
とりあえず 良かった! と喜んでいたんだけどね。
相変わらず 腎臓の方は調子が悪く、貧血も進んでいて
点滴も36時間に1回で それがストレスなのか壮大なハゲができてしまい
でも何とかかんとか命をつないでいたのだけれど...
もう歩くのもよたよたして
前は軽々登れたところも 失敗して落ちるようになって
寝床におしっこをしてしまい、それでもそのまま寝ているような状況になった。
さらにGWの連休に入ってから また餌を食べなくなってしまい
(大好きなチュールすら残すように...)
本当に背骨がゴツゴツしているのがわかるほどになって
強制給餌を再開した。
受診したら 貧血はそれほど危機的状況でもないようだったけど
とにかくリンの値が高いので その薬も飲み始める。
検査代やらお薬代やらで お金が万単位で飛んでいくけど
とにかく元気になってほしくて
点滴も投薬も給餌もがんばっていた...
でも...
昨日の夜 本当に眼が
もう精気が感じられない状態になっていて
それでも 無理やり餌を少し上げて、点滴をして
夜 買ってからあんまり使ってもらえなかったキャットタワーの
ベッドの部分に寝かせて...
その時 何だかもう身体が少し冷たくなっているように感じて
バスタオルを掛けてやった。
生きている姿を観たのは それが最後になった。
たぶん夜起きて 動こうとして落ちたらしい。
夜中に目が覚めて 様子を見に行った時は もう...
あの目を少し開いて冷たくなっている姿を見た時は
一瞬何がなんだかわからなくなった。
何故そこに乗せたんだろう、私は...
もうあんな状態なら 寝床を床に持ってきてやれば良かった。
落ちなければ まだあと何日かは生きられたかもしれない。
痛い想いをして 最期を迎えなくても良かったかもしれない。
残るのは 後悔ばかりー。
でも、もう... タンタンは生きて戻らない。
タンタン、ここ何日かはベランダに出て
日光浴して 気持ち良さそうだったね。
今日は 寝床でおしっこまみれになっちゃったから
たらいで湯あみして きれいになって良かったね。
あんなに水が嫌いで必死で抵抗したお風呂場も
もう抗う力もなかったのが哀しかったけど...。
タンタン、保護猫としてうちに来てくれた子。
11年間 ありがとう。
あなたの里親になれて幸せだった。
たくさんの癒しと慰めと幸せをくれたね。
思い出もいっぱい ありがとう。
最期の1年は 闘病でほんとにつらかったと思うけど
それももう解放されたね。
飲みにくいお薬も、痛い注射ももうない。
タンタン
タンタン...
これからは 天国からバンビや私達家族のことを見守っていてね。
さようなら タンタン。
いっつもにーに(バンビ)の上で気持ち良さそうに寝ていた在りし日の姿
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