バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

夏休みが終わって思うこと

2016年09月02日 | 日々の出来事
あっという間に9月に入って2学期がスタートし、今日からは給食も始まって日常生活が戻ってきたカンジ。

バンビの宿題は...最終日まで頑張って、やっと何とか形だけでも終わりました。
始業式の日、帰宅してすぐ「今日は宿題なかったよ、ラッキー!」って言ってたから、バンビもプレッシャーあったんだろうなぁ...。やれやれ。

同じ区内の支援級でも 学校によって宿題の量も出し方(内容)もぜんぜん違うみたいで
バンビが通う学校は、かなりハードだったように思う。
まぁ、出来のいい子はそれでもサクサク進められるのかもしれないけど...
バンビの場合は、とにかくこなすことに必死で、学力の維持・向上になっていたかというと大いに疑問。


夏休みって 定型発達の子でも生活リズムが崩れがちで、それでも部活とか まだ”やること”があるだけマシだけど
支援学級の子にはそういうのないじゃない?
だから 課題をたくさん与えて、暇にさせないように って考えなのかなぁ と思えなくもない。


でもねー、今は中学生でも放課後等デイサービスが利用できるしね。
そういうのは 時代が変わってきてるんだけどなぁ... と思ったりする。

うちはその他に旅行も行ったし、バスケの合宿もあったし、バンビはかなり忙しく過ごしてた。

それに、長い休みにこそやらせたいと親が思うこともあるのにね。
バンビの場合は、お友達と映画を観に出かけたのと、私の弟にパソコンのキーボード入力を教えてもらった っていうのが1回ずつ。
家事のやり方も教えたかったのに、それはできなかった...。

まぁ、もちろん 家庭によって親がそうやって子どもに構ってやれる 時間的・経済的・精神的余裕がない場合もあるし
そもそも 子どもに手をかけてやろうっていう発想がない家庭もありそうだしね。
子どもの状況もそれぞれ違うし、そういうのを汲み取って一人ひとりに合わせる っていうのは
現状では難しいのかなぁ...。

なんかもやもやする。


お子さんがもう成人している先輩ママさんに「宿題に追われて大変なんですー。」ってお話ししたら
「”さぁ、今日は何しよう?”っていう日があるって、それも1日だけじゃなくて、何日か続く 
そういう体験も大事なのにねぇ。夏休みってそういうものじゃない?
そんなに追い込まれて頑張る必要ないと思うわよー。」って言われて
「そうですよねー。」って心底思ってしまった。

あぁ、学校の先生に伝えたい。(やんわりとは言うつもりだけど。)


学校は てか、普通級の場合は特に 生活リズムを守ることと、学力の維持・向上に躍起になってる印象なんだけど
バンビは PWSならではで生活リズムは一定だし、ルーティンはこなすし、そこは問題がなくて。
学力は... 生きていくのに必要な知恵と最低限の知識があれば
例えば、ひまわりの絵がうまく描けなくても、日本の歴史上の偉人のことを知らなくても別に構わないじゃん? って思うんだよね。

空間認知が弱いバンビは お絵かきだけじゃなくて、英語も罫線(英語のノートって4本線だった)のどこから書くか(特に小文字)がわからないらしく
相当時間がかかって私もイライラさせられたんだけど
よく考えたら別に tが下がってたって、pが上がってたって、大した問題じゃないよね。

それより、MEN・WOMEN と書いてあるトイレのどちらに入ればいいのか
PUSHとPULLとか、OPENとCLOSE、INとOUT...
そういう生活に根差して必要になる知識を身に着けることの方が大事なのでは? 


まぁ、学校がそこはやってくれないなら家庭でやるしかないんだけどね。

そんなことを強く思った夏休みでした。40日は長かったなぁ...。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com

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