テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《ムットーニのからくり書物展》観覧記・その3

2007-04-07 23:35:00 | ミュゼ
「これが噂の、『刺青の男』ですね、ネーさ?」

 そうなの。《万華鏡》が収録されています。
 上演会の後、嬉しいことにムットーニさんと少しお話しする機会があってね。
 
 ――あれはいい話ですよね。イリノイのお話なんですよね――
 
 そう仰言っておいででした。
 イリノイ、と聞いて、ネーさはジャック・フィニィをふと連想しました。
 たしかイリノイを舞台にしたフィニィの短編があったような……。
 うん、フィニィも改めて読み返さないと。

「ねーさ、また脱線しかかってるぅ」

 えへん。
 ブラッドベリには他にもすてきな作品が山ほど!あります!
 ムットーニさん、もっと作って下さい!
 〈太陽の黄金の林檎〉にある《霧笛》を!ぜひ!!

「ボクは蜂蜜が出てくる話がよいでス。
  勇敢な熊のヌイグルミを主人公にしてね……」
 

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《ムットーニのからくり書物展》観覧記・その2

2007-04-07 23:09:33 | ミュゼ
「あ。宇宙飛行士さんが飛んでます、星空を背景に……」
 
 そうですテディちゃ、
 それがレイ・ブラッドベリの短編〈万華鏡〉から生まれた作品、

    《Alone Rendezvous》
     (アローン・ランデヴー)

 なのです。これがネーさも大好きな御話だったので、
 上演会の後半ではマジ泣き寸前でした。
 実は、上演会の前にタイマーによる自動上演を見てはいたのです。
 それがムットーニさんの口上つきで曲が流れ始めたら……
 もう威力は破壊的でした。
 〈万華鏡〉を最初に読んだ時のことが思い出されて、涙、なのです。
 
 いえ、ぎりぎり踏みとどまりましたが。
 上演会に居合わせた他の方々はにこやかそのもの、
 ネーさ一人がうるうるしてたんでしょうね。

「ネーさ、それでブラッベリ読み返してたんですね」


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〈ムットーニのからくり書物展〉観覧記・その1

2007-04-07 22:36:34 | ミュゼ
「それで、ネーさ、《ムットーニのからくり書物》展はどうでしたか?」

 タイマーによる自動上演も良いのですが、
 ムットーニさん御自身がガイドしてくださる上演会が最高でした!
 
 夏目漱石「夢十夜」を題材にとった《漂流者》にグッときて、
 ジュール・シュペルヴィエル「沖の娘」で、もう泣きそうになって。
 魔法です、あれは。
 ムットーニさん、役者です!勝負師です!凄すぎです!

「ネーさってば…ノックアウトされたんですね」


 
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初です!テディちゃ参上でスっ!

2007-04-07 22:16:57 | ミュゼ
「はじめまして、皆さん!テディちゃッす!!
 ブログ初心者のネエさんこと『ネーさ』と一緒に今日から頑張るです!
 よろしくでース!
 さあ、ネーさもご挨拶して!」
 
 はい、ネーさです。皆様、よろしくお願いいたします!
 では、第一回の御紹介はこちら!
  
 〈ムットーニのからくり書物〉展!


 世田谷文学館は、入口前の桜がとてもきれいでした。
 ほぼ満開で、桜吹雪もちらほら…。
 
「ネーさ、脱線はダメですよぅ」

 テディちゃ、ムットーニさんを御存知ですか?

「えーと、TVの《誰でもピカソ》で見たような……」

 そうです。摩訶不思議なカラクリ劇のクリエイターさんです。
 以前から大ファンのネーさですが、
 この展覧会、新作が多くて嬉しかったです!感激でした!

「それで?それで?」
 
 おっと、これは長くなりそうです。
 詳細は次回で!
 
「ケチー!!」
 
 
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