テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

NYくま。

2009-04-02 22:54:25 | くま
「にゅーよーくへェ、ゆきたいィぞォ!
 おォーッ!」

 テディちゃ、あのね、
 もうアメリカを横断しちゃうあのクイズ番組は
 やっていないんですってば。

「でもォ、ネーさ!
 にゅーよーくゥでスゥ!」

 画像は『プラザ』さんでパチリ、したものです。
 3月はパリをテーマにしたフェアでしたが、
 現在開催中のフェアはNYがテーマなんですね。
 可愛いケアベアちゃんも、
 ニューヨーカーになってます♪

「よォしッ!
 けっしょうせんをォ、めざしちゃうぞォ!
 ぴんぽーんッ!
 こたえはァ、くまッ!!」

 ブブー!
 はいっ、罰ゲームは、
 本場のグリズリーベアくんとのガチ対決で~す!

「ひィィッ!
 やだよゥ~~~ッ!」(←全力逃亡疾走開始!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お江戸、稀少職?とりもの帖。

2009-04-02 12:43:11 | ブックス
 『レレレのおじさん』宅は大家族なのだと、
 つい先ほど初めて耳にしたネーさです、こんにちは。

「テディちゃもォ、びッくりィしましたッ! こんにちわゥ!」

 さて、本日ご紹介いたしますのは、
 コミック、ではなく、時代ものの小説ですよ。
 こちらを、どうぞ~!


 
              ―― 夏しぐれ ――



 著者は築山桂さん、’08年7月に発行されました。
 副題に『家請人克治事件帖』とあります。

「いえェ……いええェ? あうゥ?」

 『家請人』は『いえうけにん』と読みます。
 それって何なの?かと申しますと、
 お家を借りる際の、
 保証人さんのようなお仕事のことなんです。

「えどじだいィにもォ、ほしょうにんッ?」

 ええ、江戸時代以前から、
 請人(うけにん)という制度はあったんです。

 克治(かつじ)さんは、
 深川で家請人業を営んでいます。
 お店の名は『大和屋(やまとや)』さん。
 お客さんは、個人的な事情から請人を見つけられぬ人ばかり。
 わずかな代金で彼らの請人となり、
 住居を借りるのに必要な請人(=保証人)として、
 家を探してやったり、
 大家さんと賃貸契約の交渉をしたり。

「ふあァ~、ややこしそゥなァ、おしごとォでスゥ……」

 克治さん、『甘い』と評判です。
 世間知らずの駆け落ち者と一目瞭然のカップルさんは、
 よそのお店では、請人にはなれないよと断られましたが、
 ここ『大和屋』で、ようやく、
 克治さんに請人になってもらうことが出来ました。

「よかッたでスねッ!」

 カップルさんを新しい住まいへ案内してやり、
 その帰路のこと。
 克治さん、眉をひそめます。
 夜更け、橋の上に振袖姿の若い娘さんが……?
 まさか?
 身投げ?

「ひゃうッ! と、ととッ、とめなくちゃッ!!」

 欄干から身を乗り出す娘さん!
 が、危ういところで、
 克治さんは娘さんの腕をつかみました。

「ほッ♪」

 娘さんは生命を拾い、
 克治さんは厄介事を拾ってしまったわけです。
 よもや、この善意が、後の騒動につながるとは
 思いもせずに……。

 この御本の著者・築山さんが、
 若き日の緒方洪庵が出遭う事件を描いた作品は、
 先日、TVドラマ化されましたので
 御存知の方もおられるでしょう。
 ドラマの舞台となったのは大阪の町でしたが、
 こちらは江戸、
 主人公は家請人というちょっと珍しい職業。
 物語はどこへ転がってゆくのか、
 克治さんが係わることになる事件とは――?
 
 《町人》さんたちが主役のお江戸事件帖、
 シブい時代ものが好き!な御方に、おすすめです!

「ふゥッ!
 おえどはァ、ひろいィのでスゥ!
 いろんなァ、おしごとのひとがァ、いッぱいィ!」 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする