テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

パクパクっと、おいも。

2009-04-03 22:38:25 | 美味
「もぐッ!
 ぱくくッ!
 ネーさ、おいもォでスねッ♪」

 そうですね。
 『グリコ』さんの新作、
 《芋ほれ畑》は、
 サツマイモをベースにしたビスケットの片面に
 ミルクチョコレートをコーティングしたお菓子です。
 ひとくちサイズで、
 食感さっくり。
 美味しゅうございますね、テディちゃ。

「あいッ、んまんまァでスゥ~!」

 スイートポテト好きっ!
 焼き芋好きっ!
 という御方は、お気に召すこと確実でしょう。
 
「おはなみィにッ!
 ぴくにッくにィ!」

 まだちょっと冷たい夜風に気を付けて、
 では皆さま、楽しい週末&お花見を! 
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奇にして愉快なる歴史恋バトル!

2009-04-03 12:48:36 | ブックス
 皆さま、名作《だよね?》劇場へ、ようこそ~!

「ふァ?
 だよねッてェ、なにィでスかァ、ネーさ??」

 名作だわ!と確信してはおりますけれど、
 心のどこかに0.1%の迷いがあるのですよ、テディちゃ。
 いえ……やっぱり名作ですっ!
 さあ、御紹介いたしましょう! こちらを、どうぞ~!!


 
             ―― もしかして時代劇 ――


 
 著者は宮本昌孝さん、1988年に発行されました。
 時代小説の大御所さんとして人気の宮本さん!なのですが、
 この御本は……えーと、そのぅ……
 ううーむ、言っちゃっていいのかしら?

「かくしごとはァ、いけないィのでスよッ、ネーさ!」

 ええい、
 言ってしまいましょう!

 この御本は、SFですっ!

「ふァ??」

 いえ、ほぼSFです、と訂正させて下さいませ。
 
「ほぼォ、でスかァ」

 でも、時代小説と全く無関係、ではないんですよ。
 表紙のイラストでお分かりでしょうか、
 石川五右衛門さん、出てきます。
 羽柴秀吉さんも、出てきます。
 家康さんや、
 若き日の石田三成さんだって、出てきます。

 ですが、主人公さんは。

 花の17歳、
 『ミス花らっきょう』コンテストに挑戦中の、
 津田美雪さんです!

「……はならッきょゥ……」(←何かの暗号か?と悩んでます)

 『ミス花らっきょうコンテスト』は
 福井県福井市が主催するミスコンテスト。
 絶対にミス花やっきょうになるんだ!と
 参加者の美雪さんは決意していました。
 だって、優勝したら!
 定評ある映画会社の新人オーディション本選出場権を
 貰えるんだから~!
 
 ええ、そうです。
 美雪ちゃんは三歳にして
 『ゲーノーカイのチョーテンにたちましゅ』
 と周囲に宣言した
 タレント志願、
 いえ、大スター志願者だったのです♪

「が、がんばッてくださいィ、なのでスゥ」

 美雪ちゃん、めでたくミスの栄冠に輝く!?!
 そう思われた瞬間です。
 事件が、否、事故が起こりました。
 いわゆる、時空間的事故、というアレでしょうか。

「えッ? けがしちゃッたのッ?!?」

 怪我はありません、でした。
 けれども、ここは?
 目を開けた美雪さんの瞳に映ったのは……
 戦国時代の、日本。

「こ、こわいィッ!」

 怖いです。
 嘘だわ、と見て見ぬフリをしたいんです。
 あたし、日本史すっごい苦手なのよねー。
 過ぎたむかしのこと勉強して何になるのー?
 もーワケわかんないわよこの世界ー。
 あーアタマ痛いー。

「きもちはァ、わかるゥでスよゥ」

 美雪ちゃんには、でも、頭を抱えているヒマもありません。
 この世界での彼女は、
 こともあろうに、お姫さま。
 しかも、お姫さまとしてはAAA級の大物ランクです。
 お名前を、茶々さまと申し上げたら……
 わかりますよね。

「…………わわッ!」(←なんとなく気付きました)

 いきなり戦国メジャーヒロインになってしまった
 美雪ちゃんの運命は?
 芸能界デビューの野望はどうなる?
 日本史の花形さんたちも大挙出演!
 
 SFだけどSFにとどまらない、
 恋あり笑いありの冒険時代活劇です!
 残念ながら現在は入手困難な状況にあるようですが、
 図書館や古本屋さんで見かけたら、ぜひ!
 歴史嫌いの御方も、
 日本史がぐぐーっと身近になる快作ですよ!

「た、たいむゥすりッぷゥ、ッてェ……
 おそろしィすぎるゥでス!」 
コメント (2)
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