「こんにちわッ、テディちゃでス!
すぺいんはァ、あちちィッ!」
「がるる!ぐるぐるがるるっ!」(←訳:虎です!ドイツもあちちっ!)
こんにちは、ネーさです。
スペイン版ツール『ブエルタ・ア・エスパーニャ』開催中の現地は45℃!
ドイツでは『バッテンフォール・サイクラシック』というレースが行われましたが、
現地ハンブルグは、なんと39℃!
「あちゅゥ~いッ!」
「ぐるる!」(←訳:暑過ぎ!)
2012年は全地球的規模で猛暑……というのは、本当のようですね。
今からもう来年の夏が怖い~と震えながら、
本日の読書タイムで御紹介いたしますのは……ひんやりホラー?
いえ、ミステリですよ~!
―― マシューズ家の毒 ――
著者はジョージェット・ヘイヤーさん、原著は1936年に、日本語版は2012年3月に発行されました。
英原題は『Behold,here's poison』、
以前に御紹介しましたヘイヤーさん著『紳士と月夜の晒し台』の
姉妹編ともいえる作品です。
「むふゥ! ずいぶんッ、むかしィでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:1936年とは!)
時代背景を同じくする『紳士と月夜の晒し台』は
ミステリファンに大好評をもって迎えられました♪
この御本は、
『紳士と月夜の晒し台』に登場したスコットランドヤードのハナサイド警視シリーズの
第二作目となります。
1930年代――
NHKで時折り放送されているTVドラマ『エルキュール・ポワロ』シリーズと
ほぼ重なる時代ですね。
英国の、いえ、西洋社会の“上流階級”が
優雅で、矍鑠(かくしゃく)としていた時代……。
「しようにんさんがァ、おおぜいィッ!」
「ぐるがるがるるる!」(←訳:有能な執事さんも!)
ロンドンからあまり遠くない、
けれど窓外には原野(ヒース)が広がる《ポプラ屋敷》は、
執事さん、その奥さんで料理人さん、
メイドさんが二人、と
大貴族さんの邸宅には及ばないけれど、
現代の私たちから見たら羨ましくなっちゃうような、
お金持ちの御屋敷です。
当主は、実業家のグレゴリー・マシューズ氏。
グレゴリーさん、
お金持ちではありますが……
「もんだいィ、ありッ!」
「がるる!」(←訳:だよね!)
ええ、そうなんです。
性格悪ぅ~い、と評されるグレゴリーさん。
ミステリ作品の被害者にうってつけの人材、なんですねえ。
「ぎゃわッ!それをォ!」
「がっるぐっるるがるっ!」(←訳:言っちゃいますかっ!)
この御本で肝心なのは、
被害者は誰だ?
ってことではなくて、
犯人は何者だ?
どんな方法を使ったんだ?
ってことなのよ。
事件発生から何日も経過して後、
《ポプラ屋敷》にやって来たハナサイド警視は、
何かにつけ喚いたり騒いだりの
マシューズ一族にうんざり?しつつも、
真相究明に取り掛かりますが……
「じけんげんばはァ~!」
「ぐるぐる!」(←訳:掃除済み!)
物的証拠、ゼロ。
容疑者たる遺族さんたちも、
わざとなのか天然なのか、
トンチンカンな会話で捜査陣を混乱させます。
事件はこのまま迷宮入りしてしまうのでしょうか……?
ハナサイド警視や部下のヘミングウェイ部長刑事をはじめ、
憎めないキャラさんたちが右往左往♪
英国らしいユーモアをちりばめた味わいは、
山椒は小粒でぴりりと辛い!ミステリ作品です。
ミステリマニアさんは必読ですよ~!
「がんばれェ、けいしさんッ!
がんばれェ、すこッとらんどやーどォ!」
「ぐるがるがっる~る!」(←訳:健闘を祈ってま~す!)
さらなる好評につきシリーズ三作目も刊行されますよう、祈ってます!
すぺいんはァ、あちちィッ!」
「がるる!ぐるぐるがるるっ!」(←訳:虎です!ドイツもあちちっ!)
こんにちは、ネーさです。
スペイン版ツール『ブエルタ・ア・エスパーニャ』開催中の現地は45℃!
ドイツでは『バッテンフォール・サイクラシック』というレースが行われましたが、
現地ハンブルグは、なんと39℃!
「あちゅゥ~いッ!」
「ぐるる!」(←訳:暑過ぎ!)
2012年は全地球的規模で猛暑……というのは、本当のようですね。
今からもう来年の夏が怖い~と震えながら、
本日の読書タイムで御紹介いたしますのは……ひんやりホラー?
いえ、ミステリですよ~!
―― マシューズ家の毒 ――
著者はジョージェット・ヘイヤーさん、原著は1936年に、日本語版は2012年3月に発行されました。
英原題は『Behold,here's poison』、
以前に御紹介しましたヘイヤーさん著『紳士と月夜の晒し台』の
姉妹編ともいえる作品です。
「むふゥ! ずいぶんッ、むかしィでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:1936年とは!)
時代背景を同じくする『紳士と月夜の晒し台』は
ミステリファンに大好評をもって迎えられました♪
この御本は、
『紳士と月夜の晒し台』に登場したスコットランドヤードのハナサイド警視シリーズの
第二作目となります。
1930年代――
NHKで時折り放送されているTVドラマ『エルキュール・ポワロ』シリーズと
ほぼ重なる時代ですね。
英国の、いえ、西洋社会の“上流階級”が
優雅で、矍鑠(かくしゃく)としていた時代……。
「しようにんさんがァ、おおぜいィッ!」
「ぐるがるがるるる!」(←訳:有能な執事さんも!)
ロンドンからあまり遠くない、
けれど窓外には原野(ヒース)が広がる《ポプラ屋敷》は、
執事さん、その奥さんで料理人さん、
メイドさんが二人、と
大貴族さんの邸宅には及ばないけれど、
現代の私たちから見たら羨ましくなっちゃうような、
お金持ちの御屋敷です。
当主は、実業家のグレゴリー・マシューズ氏。
グレゴリーさん、
お金持ちではありますが……
「もんだいィ、ありッ!」
「がるる!」(←訳:だよね!)
ええ、そうなんです。
性格悪ぅ~い、と評されるグレゴリーさん。
ミステリ作品の被害者にうってつけの人材、なんですねえ。
「ぎゃわッ!それをォ!」
「がっるぐっるるがるっ!」(←訳:言っちゃいますかっ!)
この御本で肝心なのは、
被害者は誰だ?
ってことではなくて、
犯人は何者だ?
どんな方法を使ったんだ?
ってことなのよ。
事件発生から何日も経過して後、
《ポプラ屋敷》にやって来たハナサイド警視は、
何かにつけ喚いたり騒いだりの
マシューズ一族にうんざり?しつつも、
真相究明に取り掛かりますが……
「じけんげんばはァ~!」
「ぐるぐる!」(←訳:掃除済み!)
物的証拠、ゼロ。
容疑者たる遺族さんたちも、
わざとなのか天然なのか、
トンチンカンな会話で捜査陣を混乱させます。
事件はこのまま迷宮入りしてしまうのでしょうか……?
ハナサイド警視や部下のヘミングウェイ部長刑事をはじめ、
憎めないキャラさんたちが右往左往♪
英国らしいユーモアをちりばめた味わいは、
山椒は小粒でぴりりと辛い!ミステリ作品です。
ミステリマニアさんは必読ですよ~!
「がんばれェ、けいしさんッ!
がんばれェ、すこッとらんどやーどォ!」
「ぐるがるがっる~る!」(←訳:健闘を祈ってま~す!)
さらなる好評につきシリーズ三作目も刊行されますよう、祈ってます!