「こんにちわッ、テディちゃでス!
……むッ? かぜがァ、なまあたたかいィッ!」
「がるる!がるぐるぐるるぐるがるる!」(←訳:虎です!何かが出そうな生温い風だよ!)
こんにちは、ネーさです。
じっとりと重苦しいこの風は、お天気のせいでしょうか。
夏だから、なのでしょうか?
それとも……?
ふっふっふっ♪
さあ、本日の読書タイムは、極上の恐怖体験を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/24/a509e28097306b0ff9f60b108715718b.jpg)
―― おばけずき ――
著者は泉鏡花さん、編者は東雅夫さん、2012年6月に発行されました。
『鏡花怪異作品集』と副題が付されています。
前回記事に引き続いて、
今日の御本も《恐怖》が香る特別なホラーストーリーですよ!
「きゃわわわァ!
きょうのはァ、ほんきィでスゥ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:本気で怖い~!)
泉鏡太郎さんこと泉鏡花さん(1873~1939)。
作家にして戯曲家であり、
現在も根強い人気を誇り、
時代を超えて読み継がれる美文の巨匠――
そうです!
鏡花さんです!
怪談です!!
「ひゃきゃーッ!」
「がるーっ!」
殆ど全部、といってよいほど多くの作品で
何かしらの《あやし》を描き込んでいるのが、鏡花さん。
怪しい気配、
妖しい出来事、
この世ならぬ場所、そして登場人物――
この御本には、
『Ⅰ 序論』では
《おばけずきのいわれと処女作》、
『Ⅱ 小説篇』には短編小説6作品、
『Ⅲ 随筆篇』には随筆8編、
『Ⅳ 百物語篇』ではいわゆる怪談が11話、
『Ⅴ 談話篇』には談話6作品、が収録されています。
Ⅴの談話に関しては、
評論と言い替えてもよいかもしれませんね。
ページ数の都合上でしょう、
中編もしくは長編が収められていないのはとても残念ですが、
怪談は短いのに限る!
という御方もおられますし、
クオリティの高さはあらためて申し上げるまでもございません。
怖いです!
「そそそッ、そうでスかッ」
「がるぐるるがるっるる~…」(←訳:ボク気が遠くなってきた~…)
私ネーさのおすすめは、
『Ⅳ 百物語篇』!
読んでいて背筋がひんやり、
読み終えて、またしばらくして、ふと想い起こすと
より鮮明に、
より強烈に恐怖が甦ってくる、
そんな怖さです。
また、巻末の、編者・東雅夫さんによる編者解説は
見事な『鏡花さん略伝』ですよ!
鏡花さんファンの方々は、
ぜひこの解説文をお読み下さいね!
「いやでスゥ!
めをォ、つむるのでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:耳も塞ごう!)
「みちゃだめッ! きいちゃだめェッ!」
眼を閉じても耳を塞いでも、忍び寄りくる恐怖……!
こわ~い話が好きな御方は、一読を!
……むッ? かぜがァ、なまあたたかいィッ!」
「がるる!がるぐるぐるるぐるがるる!」(←訳:虎です!何かが出そうな生温い風だよ!)
こんにちは、ネーさです。
じっとりと重苦しいこの風は、お天気のせいでしょうか。
夏だから、なのでしょうか?
それとも……?
ふっふっふっ♪
さあ、本日の読書タイムは、極上の恐怖体験を、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/24/a509e28097306b0ff9f60b108715718b.jpg)
―― おばけずき ――
著者は泉鏡花さん、編者は東雅夫さん、2012年6月に発行されました。
『鏡花怪異作品集』と副題が付されています。
前回記事に引き続いて、
今日の御本も《恐怖》が香る特別なホラーストーリーですよ!
「きゃわわわァ!
きょうのはァ、ほんきィでスゥ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:本気で怖い~!)
泉鏡太郎さんこと泉鏡花さん(1873~1939)。
作家にして戯曲家であり、
現在も根強い人気を誇り、
時代を超えて読み継がれる美文の巨匠――
そうです!
鏡花さんです!
怪談です!!
「ひゃきゃーッ!」
「がるーっ!」
殆ど全部、といってよいほど多くの作品で
何かしらの《あやし》を描き込んでいるのが、鏡花さん。
怪しい気配、
妖しい出来事、
この世ならぬ場所、そして登場人物――
この御本には、
『Ⅰ 序論』では
《おばけずきのいわれと処女作》、
『Ⅱ 小説篇』には短編小説6作品、
『Ⅲ 随筆篇』には随筆8編、
『Ⅳ 百物語篇』ではいわゆる怪談が11話、
『Ⅴ 談話篇』には談話6作品、が収録されています。
Ⅴの談話に関しては、
評論と言い替えてもよいかもしれませんね。
ページ数の都合上でしょう、
中編もしくは長編が収められていないのはとても残念ですが、
怪談は短いのに限る!
という御方もおられますし、
クオリティの高さはあらためて申し上げるまでもございません。
怖いです!
「そそそッ、そうでスかッ」
「がるぐるるがるっるる~…」(←訳:ボク気が遠くなってきた~…)
私ネーさのおすすめは、
『Ⅳ 百物語篇』!
読んでいて背筋がひんやり、
読み終えて、またしばらくして、ふと想い起こすと
より鮮明に、
より強烈に恐怖が甦ってくる、
そんな怖さです。
また、巻末の、編者・東雅夫さんによる編者解説は
見事な『鏡花さん略伝』ですよ!
鏡花さんファンの方々は、
ぜひこの解説文をお読み下さいね!
「いやでスゥ!
めをォ、つむるのでスゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:耳も塞ごう!)
「みちゃだめッ! きいちゃだめェッ!」
眼を閉じても耳を塞いでも、忍び寄りくる恐怖……!
こわ~い話が好きな御方は、一読を!