「こんにちわッ、テディちゃでス!
はんそでッ??」
「がるる!ぐーるるーる?」(←訳:虎です!ノースリーブ?)
こんにちは、ネーさです。
4月だというのに、台風並みの強風と、何より、あぢぢぢ~!
汗だくになったこんな日は、さあ、アイスクリームと読書で
溜まった疲れを労いましょうか。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 猫づくし日本史 ――
著者は武光誠(たけみつ・まこと)さん、2017年2月に発行されました。
ニャンコ関連の御本が書店さんの棚をどっしり占拠し、
ネコ本専門店さんも大盛況、という
まさにブームの最中での“ネコ歴史本”の登場です。
「ふむふむッ、ぱくぱくッ」(←アイス食べてます)
「ぐるる!」(←訳:ぱくり!……やっぱり食べてますアイス)
私ネーさ、
以前は断然ワンコ派!だったんですけれど、
SNSで拝見するニャンコちゃんたちの様子、
先日ご紹介しました《夜廻り猫》シリーズ、
ヒグチユウコさんの『ギュスターブくん』を観るにつけ、
だんだんと、ニャンコもいいじゃん♪可愛いじゃん♪と
思うようになってきました。
では、いったい、
いつの時代から始まったんでしょうか、
日本に於ける“ニャンコいいじゃん♪”の機運は?
「うゥ~んとォ、たぶんッ?」
「がるるるぐる~?」(←訳:平安時代とか~?)
ええ、そうね、源氏物語にネコが登場することは
よく知られています。
しかし、著者・竹光さんはもっと精密に、
《ネコ渡来》の年を算出しました。
大事な仏典をネズミの被害から守るため、
インドの寺院で猫が飼われ始めたのは
2世紀の頃。
中国の寺院では3世紀頃から猫が飼われていたというけれど、
かの三蔵法師さまが天竺から猫を連れ帰った、
という伝説もある。
そして日本では。
遣唐使として大陸に渡り、
三蔵法師さまにとても可愛がられた
道昭(どうしょう)という御坊さまが、
661年の帰国時、猫を伴っていたと想像できる――
「えッ? さんぞうゥほうしさまッ?」
「ぐるるがる!」(←訳:意外な関連!)
道昭さまは帰国後、法相宗(ほうそうしゅう)を開き、
そこから日本国内の寺院へと、
ニャンコたちの足跡は延びていった……
と、日本ネコ初期史が語られる
《第一章 日本にやって来た猫》。
野へ山へ、民間へ、とニャンコたちが版図を拡大してゆく
《第二章 綱から解き放たれた猫》。
頻繁に絵画の題材となり始める江戸後期の
《第三章 文化人を魅了した猫》。
近代のニャンコ像の変化を追う
《第四章 神としてまつられた猫》。
以上の4章構成で、
日本のネコ史が総括されている本文には、
もちろん、ネコ画も多数掲載されていますよ♪
「ちょうじゅうゥぎがッ!」
「がるるるるぐるるる!」(←訳:北斎さんに国芳さん!)
「そうせきィせんせにのォ、おしゃしんッ!」
ネコは嫌いだー!と言いつつ
童話ではしっかり猫を描く宮沢賢治さん。
南方熊楠さんも大の愛猫家さんでした。
そうして、長毛種の、西洋の猫が日本に持ち込まれたのは、
幕末から明治の初期……?
「ながァ~いィ、けあしのォ~」
「ぐるるるがぅるる!」(←訳:もふもふニャンコ!)
ふっと頬が緩むのは、
2016年に修復された日光東照宮の
眠り猫くん&スズメたちのお写真とエピソードでしょうか。
のんびり、うとうと。
平和と穏やかさを象徴する
ニャンコの“寝落ち”像の愛らしさよ。
「のどがァ、ごろごろんッ♪」
「がっるるる!」(←訳:鳴ってるね!)
ネコと日本人との交際/交流の記録。
ネコと、ヒトの結びつき。
ニャンコ派さん&ワンコ派さん、
動物大好きな活字マニアさんにもおすすめの一冊です。
本屋さんで見かけたら
ぜひ、手に取ってみてくださいな♪
はんそでッ??」
「がるる!ぐーるるーる?」(←訳:虎です!ノースリーブ?)
こんにちは、ネーさです。
4月だというのに、台風並みの強風と、何より、あぢぢぢ~!
汗だくになったこんな日は、さあ、アイスクリームと読書で
溜まった疲れを労いましょうか。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 猫づくし日本史 ――
著者は武光誠(たけみつ・まこと)さん、2017年2月に発行されました。
ニャンコ関連の御本が書店さんの棚をどっしり占拠し、
ネコ本専門店さんも大盛況、という
まさにブームの最中での“ネコ歴史本”の登場です。
「ふむふむッ、ぱくぱくッ」(←アイス食べてます)
「ぐるる!」(←訳:ぱくり!……やっぱり食べてますアイス)
私ネーさ、
以前は断然ワンコ派!だったんですけれど、
SNSで拝見するニャンコちゃんたちの様子、
先日ご紹介しました《夜廻り猫》シリーズ、
ヒグチユウコさんの『ギュスターブくん』を観るにつけ、
だんだんと、ニャンコもいいじゃん♪可愛いじゃん♪と
思うようになってきました。
では、いったい、
いつの時代から始まったんでしょうか、
日本に於ける“ニャンコいいじゃん♪”の機運は?
「うゥ~んとォ、たぶんッ?」
「がるるるぐる~?」(←訳:平安時代とか~?)
ええ、そうね、源氏物語にネコが登場することは
よく知られています。
しかし、著者・竹光さんはもっと精密に、
《ネコ渡来》の年を算出しました。
大事な仏典をネズミの被害から守るため、
インドの寺院で猫が飼われ始めたのは
2世紀の頃。
中国の寺院では3世紀頃から猫が飼われていたというけれど、
かの三蔵法師さまが天竺から猫を連れ帰った、
という伝説もある。
そして日本では。
遣唐使として大陸に渡り、
三蔵法師さまにとても可愛がられた
道昭(どうしょう)という御坊さまが、
661年の帰国時、猫を伴っていたと想像できる――
「えッ? さんぞうゥほうしさまッ?」
「ぐるるがる!」(←訳:意外な関連!)
道昭さまは帰国後、法相宗(ほうそうしゅう)を開き、
そこから日本国内の寺院へと、
ニャンコたちの足跡は延びていった……
と、日本ネコ初期史が語られる
《第一章 日本にやって来た猫》。
野へ山へ、民間へ、とニャンコたちが版図を拡大してゆく
《第二章 綱から解き放たれた猫》。
頻繁に絵画の題材となり始める江戸後期の
《第三章 文化人を魅了した猫》。
近代のニャンコ像の変化を追う
《第四章 神としてまつられた猫》。
以上の4章構成で、
日本のネコ史が総括されている本文には、
もちろん、ネコ画も多数掲載されていますよ♪
「ちょうじゅうゥぎがッ!」
「がるるるるぐるるる!」(←訳:北斎さんに国芳さん!)
「そうせきィせんせにのォ、おしゃしんッ!」
ネコは嫌いだー!と言いつつ
童話ではしっかり猫を描く宮沢賢治さん。
南方熊楠さんも大の愛猫家さんでした。
そうして、長毛種の、西洋の猫が日本に持ち込まれたのは、
幕末から明治の初期……?
「ながァ~いィ、けあしのォ~」
「ぐるるるがぅるる!」(←訳:もふもふニャンコ!)
ふっと頬が緩むのは、
2016年に修復された日光東照宮の
眠り猫くん&スズメたちのお写真とエピソードでしょうか。
のんびり、うとうと。
平和と穏やかさを象徴する
ニャンコの“寝落ち”像の愛らしさよ。
「のどがァ、ごろごろんッ♪」
「がっるるる!」(←訳:鳴ってるね!)
ネコと日本人との交際/交流の記録。
ネコと、ヒトの結びつき。
ニャンコ派さん&ワンコ派さん、
動物大好きな活字マニアさんにもおすすめの一冊です。
本屋さんで見かけたら
ぜひ、手に取ってみてくださいな♪
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