「こんにちわッ、テディちゃでス!
わほほッ! たかはしィさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるるがるぅ~!」(←訳:虎です!村上さんもキタぁ~!)
こんにちは、ネーさです。
2月23日放送の『ホットスポット』第7話、
小日向文世さん演じる”村上さん”が○△◇だったとは……!
次話はどうなっちゃうのかしらとワックワクしながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 色彩の魔術師 エリック・カールの絵本とアート ――
編者はペンギン・ランダムハウスの皆さん、
2024年12月に発行されました。
英語原題は『THE ART OF ERIC CARLE』、
『はらぺこあおむし』『ごちゃまぜカメレオン』他、
世界中で大人気!な絵本作家エリック・カールさんの
自伝・制作風景・アートワークを編集した
ノンフィクション作品です。
「はらぺこでェ、だいぶれいくゥ!」
「ぐるるがっるるる!」(←訳:衝撃的だったよね!)
エリック・カールさん(1929~2021)。
絵本『The Very Hungry Caterpillar』初版は、
1969年に刊行されました。
いつだってお腹ペコペコ?なあおむしくんの物語は、
世界中の子どもたちに大人気となりました……が、
1985年、カールさんは作品を全面的に描き直し、
1987年に新版が英語圏で、
1989年には日本でも改訂版が発売されてます。
自身の代名詞ともなっている
代表的な作品、
売れ行きだって悪くない作品を、
描き直して、再度、世に問う――
そんな”挑戦”も厭わなかったカールさんは、
米国のニューヨーク州に生まれ、
ドイツで育つ……という、
複雑な少年時代を過ごしました。
「……おもうにィ、それはァ~…」
「がるるっるぐるるる……」(←訳:つらかっただろうね……)
1936年、ドイツで学校に通い始めたカールさんは、
両親に訴えました。
先生に手紙を書いて。
この子は学校にはむいていませんって。
小さな窓の小さな教室、
かたい芯の鉛筆、小さな紙、
小さなミスも許さない厳しい指導と、体罰。
アメリカに帰りたい――
心の叫びを学校ではひた隠し、
戦争の悪夢をくぐり抜け、
美術大学で商業美術を学んだカールさんが、
ふたたびニューヨークの地を踏んだのは
1952年の5月でした。
《見わたすかぎり雲ひとつない、
輝くばかりの青空が広がる美しい日だった》
と、カールさんは回想しています。
「やッとォ、もどッてきたのでス!」
「ぐるるがーるるるるるる!」(←訳:ここがホームグラウンド!)
レオ・レオ—ニさんのアシスタント(!)、
招集されて軍隊へ、
結婚と除隊、離婚、
広告代理店でのお仕事などを経て、
或る日、カールさんは幸運をつかみました。
絵本の話を聞いてくれる
編集者さんとの、出逢い。
「うおおォ!」
「がるるる!」(←訳:とうとう!)
そう、とうとう、ここから。
胸の奥に息づいていた、
”絵を描きたい”――その思いのたけが、
ふつふつと沸き、動き出したのでした。
色あざやかな、
あおむし(caterpillar)となって。
以上は、だいぶ省略版のカールさんの半生記ですので、
完全版を読みたいわ!という御方は、
ぜひ、本屋さんで
『色彩の魔術師 エリック・カールの絵本とアート』
を手に取ってみてくださいね。
図版も多数掲載されていますから、
絵本好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ♪
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