「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!
せみィふぁいなるゥ、しんしゅつゥ~!」
「がるる!ぐるるぅっ!」(←訳:虎です!四強だぁっ!)
こんにちは、ネーさです。
やりました……!
我らがユーヴェ、バルセロナを退けてCL準決勝進出です!!
ホントにもう、嬉しすぎてもう、実感が湧きません。
アタマのどこかがぽわ~んとなっちゃってるまま、
はい、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― ピカソになりきった男 ――
著者はギィ・リブさん、原著は2015年に、
日本語版は2016年8月に発行されました。
仏語原題は『AUTOPORTRAIT D'UN FAUSSAIRE』、
“贋作”作家リブさんによる手記、というべきか、
半生記というべきか……。
「がんさくゥ!?!」
「ぐるがるぐるぅ!」(←訳:それ犯罪ですぅ!)
ええ、犯罪です。
著者・リブさんも贋作は犯罪であると
きっちり認識しておりました。
なにしろ、御本の本文の第一行目が、
《その朝、俺はピカソだった。》
「ふぁァ?? ぴかそォさんッ?」
「がるるるー!」(←訳:なんたるー!)
《ピカソだった。》のみならず。
時にはルノワールさん。
また時にはマティスさん。
はたまたダリさん、シャガールさん、
ヴラマンクさん、フジタさんにもなる――
そう、リブさんはプロの贋作家だったのです。
巨匠さんたちの画風を真似て、
巨匠さんたちが使ったのと同じような画材で、
巨匠さんたちに好まれた主題の画を描く。
「あわわわわッ!」
「ぐるるるがるー!」(←訳:そんなのダメー!)
もちろん駄目です。駄目ダメです。
その証拠に、
《ピカソだった》朝から数時間、
昼食を終えたところでリブさんは囲まれます。
フランス警察の、偽造抑止捜査班の捜査員たちに。
「むむゥ、やぱりィ!」
「がるぐる!」(←訳:天網恢恢!)
リブさんが逮捕されたのは2005年。
しかし、それまでの10年間、
リブさんは偽造の腕前をフルに発揮し、
おそらく数百、
もしかしたら数千もの作品の
偽造と流通に係わっていたのでした。
――こんなことをする俺って、何者なのだろう――
第二章以降で
リブさんは自身の半生を振り返ります。
俺が、どこに生まれ、
どう生き、
ついには贋作を日々の糧とすることになったのか。
「ふうゥ! まるでェ、あらしィ!」
「ぐるるっるがる!」(←訳:無軌道ってヤツ!)
たまには、リブさん、“自分”の絵を描くんです。
“贋作”ではない、オリジナルの油彩画、水彩画も。
画商に誘われ、
東京で個展を開いて大成功、
大金を稼いだこともありました。
なのに、どうしてか、リブさんが戻ってゆくのは
“贋作”の道。
「だからァ、んもうゥ!」
「がるるるるっるる!」(←訳:止めなさいってば!)
結局は“贋作”の泥沼を脱し得なかったリブさんが
とうとう逮捕されて後、
どのような目に遭ったかというと――
これが、実に意外な!
「えッ? なになにィ??」
「ぐるるるる?」(←訳:どうなるの?)
御本の終盤、
ううむと唸らされる展開は、ええ、ここには記しません。
リブさんとリブさんの贋作を受容し、利用し、
また利用もされた美術界の光と影。
天然なのか、ふてぶてしいのか、
正体不明のリブさんの波乱の人生を、
アート好きな活字マニアさんは、
ぜひ、一読を♪
せみィふぁいなるゥ、しんしゅつゥ~!」
「がるる!ぐるるぅっ!」(←訳:虎です!四強だぁっ!)
こんにちは、ネーさです。
やりました……!
我らがユーヴェ、バルセロナを退けてCL準決勝進出です!!
ホントにもう、嬉しすぎてもう、実感が湧きません。
アタマのどこかがぽわ~んとなっちゃってるまま、
はい、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― ピカソになりきった男 ――
著者はギィ・リブさん、原著は2015年に、
日本語版は2016年8月に発行されました。
仏語原題は『AUTOPORTRAIT D'UN FAUSSAIRE』、
“贋作”作家リブさんによる手記、というべきか、
半生記というべきか……。
「がんさくゥ!?!」
「ぐるがるぐるぅ!」(←訳:それ犯罪ですぅ!)
ええ、犯罪です。
著者・リブさんも贋作は犯罪であると
きっちり認識しておりました。
なにしろ、御本の本文の第一行目が、
《その朝、俺はピカソだった。》
「ふぁァ?? ぴかそォさんッ?」
「がるるるー!」(←訳:なんたるー!)
《ピカソだった。》のみならず。
時にはルノワールさん。
また時にはマティスさん。
はたまたダリさん、シャガールさん、
ヴラマンクさん、フジタさんにもなる――
そう、リブさんはプロの贋作家だったのです。
巨匠さんたちの画風を真似て、
巨匠さんたちが使ったのと同じような画材で、
巨匠さんたちに好まれた主題の画を描く。
「あわわわわッ!」
「ぐるるるがるー!」(←訳:そんなのダメー!)
もちろん駄目です。駄目ダメです。
その証拠に、
《ピカソだった》朝から数時間、
昼食を終えたところでリブさんは囲まれます。
フランス警察の、偽造抑止捜査班の捜査員たちに。
「むむゥ、やぱりィ!」
「がるぐる!」(←訳:天網恢恢!)
リブさんが逮捕されたのは2005年。
しかし、それまでの10年間、
リブさんは偽造の腕前をフルに発揮し、
おそらく数百、
もしかしたら数千もの作品の
偽造と流通に係わっていたのでした。
――こんなことをする俺って、何者なのだろう――
第二章以降で
リブさんは自身の半生を振り返ります。
俺が、どこに生まれ、
どう生き、
ついには贋作を日々の糧とすることになったのか。
「ふうゥ! まるでェ、あらしィ!」
「ぐるるっるがる!」(←訳:無軌道ってヤツ!)
たまには、リブさん、“自分”の絵を描くんです。
“贋作”ではない、オリジナルの油彩画、水彩画も。
画商に誘われ、
東京で個展を開いて大成功、
大金を稼いだこともありました。
なのに、どうしてか、リブさんが戻ってゆくのは
“贋作”の道。
「だからァ、んもうゥ!」
「がるるるるっるる!」(←訳:止めなさいってば!)
結局は“贋作”の泥沼を脱し得なかったリブさんが
とうとう逮捕されて後、
どのような目に遭ったかというと――
これが、実に意外な!
「えッ? なになにィ??」
「ぐるるるる?」(←訳:どうなるの?)
御本の終盤、
ううむと唸らされる展開は、ええ、ここには記しません。
リブさんとリブさんの贋作を受容し、利用し、
また利用もされた美術界の光と影。
天然なのか、ふてぶてしいのか、
正体不明のリブさんの波乱の人生を、
アート好きな活字マニアさんは、
ぜひ、一読を♪
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます