喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『ホーム・スイート・ホーム』

2014-12-27 17:14:03 | 
お贈り頂いてから、大分日にちが経過している。
色々と忙しいもので、やっと読ませて頂きました。
島すなみ詩集『ホーム・スイート・ホーム』(編集工房ノア)です。

作者はわたしには未知の人です。これも多分、編集工房ノアの涸沢さんの意によるものでしょう。
あとがきを紹介します。
 クリックで拡大します。
ということで、大阪文学学校で詩の勉強をなさっている方ですね。
奥付けを見ると、わたしより4歳年下のご婦人です。まあ、同年代ということにしておきましょうか。
ざっと読ませて頂いて感じたのは、誠実感のある詩だと思いました。エエカッコして奇を衒うというようなことがなく好感が持てました。ともすれば自分の実力を過信して、読む者を戸惑わすような詩集も世に多いのですが、そんなことはなく安心して読める詩ばかりでした。だからと言って、レベルが低いわけでもありません。要するに誠実に自分に向き合って詩を書いておられる人、という気がしました。
一篇、表題詩を紹介します。
「ホーム・スイート・ホーム」です。目前に様子がありありと見えます。
島様、ありがとうございました。今後とものご健筆をお祈り申し上げます。

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また杉山先生の随想が。

2014-12-27 16:04:12 | 杉山平一先生
年末の掃除をボチボチ始めているのだが、休憩時間に古いものを触っていたら、また一枚見つかりました。杉山平一先生の随想の切り抜き。
 二段階クリックで鮮明に読めます。
1988年だから、もう26年も前のものだ。いかにも杉山先生の文章ですね。
でもね、神戸新聞に不定期に掲載された杉山先生の随想はみな面白いのですが、本にはなってないですよね。ノアの涸沢さん、考えて下さいませんかねえ。
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「小手毬」

2014-12-27 08:59:17 | 
昨日お見えの山崎さんだが、同人誌をなさっていて最新号を携えて来て下さった。

「小手毬」という。
山崎さんの詩二篇。

「笑い」と「当店は「時間です」」です。
二年前に出された詩集『神様の憂うつ』の詩とは大いに違って来ている。
以前は結構饒舌だったのだが今回のは省略が効いていて「あれ?」と思った。どちらがいいかはわたしにはよく分からない。以前の饒舌体の方が個性が出ていると思うのだが。
この「小手毬」は大阪文学学校での仲間が同人になっておられる。
その時のチューターが中塚鞠子さんだったと。
その中塚さんの作品「どうぞこちらへいらっしゃい」です。
サブタイトルに「広部英一さんへ」とあります。
この広部さんを知ってなければこの詩は理解できないように思う。
どうやらお亡くなりになったのですね。
わたしの頭の片隅にこのお名前ありました。
もちろんお会いしたことはありません。
14年前に『コーヒーカップの耳』を安水先生の指示でお送りしていて、その返礼のハガキが。

お亡くなりになったのだとしたらご冥福をお祈りいたします。
人の縁がこうして繋がってゆく不思議を今日も感じさせて頂きました。
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