喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「ロータス」№17

2020-04-08 08:39:04 | 文学
徳島の詩人、梅村光明さんからお贈り頂きました。

「ロータス」№17(徳島県連句協会)です。
「連句」。わたしのような文学的素養の貧弱なものにはちょっと難しくて。
でも、その奥深さは知っているのです。
以前、何度か鈴木漠宗匠にお誘いを受けて参加したことがあるのです。
でもやはり、わたしにはレベルが高くて。
で、この「ロータス」ですが、ページの下段に散文が載っています。
これがわたしには興味深いのです。
今号で感心したのは三輪和さんの「孫が不登校になった!」でした。
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このような話をここに書かれたという勇気にわたしは感動します。

佐藤清幸氏の「近世俳文を覗き見て」の中の「猿蓑ノ序」は勉強になりました。

そして「あっ」と思ったのは石本昇さんの「何を書こうか年の暮れ」。
こんな詩が紹介されています。

谷川俊太郎の「朝のリレー」です。
わたしにも微かに記憶はあるのですが。
これを見て思い出したのがこれ。

「けんか」です。六年生の子が書いたもの。
この詩、足立巻一先生がお好きでした。
なんか精神が似てると思いませんか?

あ、忘れかけてました。
梅村さんの「俳諧奇談・連句雑談」(弐)も勉強になりました。ただし、わたしのような浅学のものにはもう少し詳しく解説してほしかったです。いや、これ以上書くと品が落ちるのかもしれませんね。この冊子は同人誌のようなものでしょうから。
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「希望」

2020-04-08 08:22:37 | 


  「希望」

夕ぐれはしずかに

おそってくるのに

不幸や悲しみの

事件は


列車や電車の

トンネルのように

とつぜん不意に

自分たちを

闇のなかに放り込んでしまう



我慢していればよいのだ

一点

小さな銀貨のような光が

みるみるぐんぐん

拡がって迎えにくる筈だ


負けるな


    (杉山平一・詩)
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