編集工房ノアさんより「海鳴り」25号が贈られてきた。
社主の涸沢純平氏が書かれている。「今号は、杉山平一さんの追悼号にと思ったが、ゆかりの方々の追悼文は、すでに各誌に出ているので、受賞式、偲ぶ会の再現をした。」と。
偲ぶ会にはわたしも出席させて頂いたので様子は知っているが、改めて読ませて頂けて良かった。
スピーチされた方の言葉が抄録されている。
司会、以倉紘平。
以下、中川智子(宝塚市長)、八木忠栄(日本現代詩人会会長)、八木憲爾(第二次「四季」発行人)、國中治(四季派学会・大谷大学教授)、乾杯・倉橋健一(詩人)、菊田守(元現代詩人会会長)、木津川計(「上方芸能」発行人・元立命館大学教授)、上倉庸敬(映画研究誌「FB」同人・大阪大学教授)、大塚滋(「文学雑誌」同人・元武庫川大学教授)、
ほか、まだまだあるが割愛。
そして、このほかに、木股真理子さんのスピーチはありがたいことに全文載っています。あの時、わたしは涙したのでした。真理子さんは杉山先生のお孫さんです。
そしてそして、「足立さんに教えられたこと」という、杉山先生の「夕暮れ忌」(1993年8月7日)でのスピーチが載っている。
これわたし覚えがあります。単に挨拶ではない心の通ったスピーチでした。
そしてこの「海鳴り」25号、第3ページに、杉山先生の詩「一軒家」が載っている。
一軒家 杉山平一
あんなところに
陽があたっている
どれどれ
どこに
ほんとだ
うれしいね
校庭に
自分の影が
四メートルにも伸びていた日
(詩集「希望」より)
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