『雑誌渉猟日録』を読む⑤です。
「神戸の俳句同人誌『白燕』(代表、橋閒石)を見つける」―坂本巽の生涯と仕事―
ここでも、この前「KOBECCO」に三回にわたって書かせていただいた海尻巌さんの名前が。
そしてそして、やっと宮崎修二朗翁のお名前が。
《(略)以前、原稿の資料に使ったことがある『半どん』七十七号を何げなく見返していたら、五十三年度の「半どん文化賞」受賞者のうちの美術賞受賞者として、奥村氏が挙げられているではないか!ちなみに、同年の文化功労賞を宮崎修二朗氏が受けられている。》
この時のことです。わたしが『触媒のうた』の236ページ~238ページに書いている、宮崎翁が受賞を固辞したが、足立先生の説得で仕方なく受けたという賞は。今となっては誰もそんなこと知らないですよね。
(つづく)