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コーヒーカップの耳

『雑誌渉猟日録』~関西古本探検~を読む③

2019-04-05 13:25:30 | 『雑誌渉猟日録』
『雑誌渉猟日録』~関西古本探検~(高橋輝次著)を読む③。

「関西の戦後雑誌、同人誌を寸描する」の項に、三浦照子さんが登場。
これはわたしも高橋さんに電話による取材を受け、その縁でこの本を贈呈いただいた。
先に、…を読む①でもちょっと触れた。
三浦さんとはけっこう親しくお付き合いをさせていただいていた。
彼女、クリスチャンである。
その縁でわたしが敬愛していた神戸の洋画家、菅原洸人さん(洸人さんも敬虔なクリスチャン)とも親しい人だった。
洸人さんの葬儀でも一緒になり、帰りに芦屋までわたしの車でお送りしたことがある。
もっと前にはご自宅のギャラリーでの個展に寄せていただいたことも。
また拙詩集『コーヒーカップの耳』を読んでの感想は「わたしの詩集なんか捨ててしまいたくなりました」と絶賛して下さったのだった。
”ヨイショ”だとしてもうれしかったのを覚えている。
もちろん、わたしの出版記念会にも出席していただいた。
それと、西宮でも小学校の教員をしておられたことがあった。
後に「大谷記念美術館」で学芸員をなさっていた時には大活躍され、その話は、当時の教育長、小林久盛さん(わたしの恩師・今、がん治療で世界的に話題になってきている小林久隆博士の父君)からも直接お聞きしている。ちょっと面白い話だったが、公開ははばかられます。

この「同人誌を寸描する」には三浦さん以外にもわたしが直接お会いした人のお名前がたくさん登場する。以下。
中村隆さんとは親しく話したことはなかったが、拙詩集『工場風景』を神戸新聞で取り上げてくださってうれしかったことを覚えている。
「街の草」の加納さん、「編集工房ノア」の涸沢純平さん、細見和之さん、足立巻一先生、「みどり文庫」の井上さん、扉野良人さん、小野十三郎さん、岡見祐輔さん、桑島玄二さん、小林武雄さん、渡辺信雄さん、安水稔和先生、津高和一さん、亜騎保さん、米田透さん、伊勢田史郎さん直原弘道さん、たかとう匡子さん、松尾茂夫さん、以倉紘平さん、鈴木漠さん、松本昌子さん、福井久子さん、などなど。ということで興味深く読ませていただきました。しかしこうしてみると、わたしも古い人間になってきたものだ。
(つづく)
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