喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『遠い手』の感想文

2018-08-11 21:33:41 | 
由良佐知子さんからお贈りいただいた詩集『遠い手』です。



表紙絵も由良さんの作品です。彼女は絵も上手いのです。特に抽象画に優れています。
なので、絵を邪魔しないように敢えて帯は外してスキャンしました。
「あとがき」には、ここに載せるには憚られる覚悟のほどが書かれています。

今日、一日かけて49篇すべての作品について熟読し、すべての作品の感想を書きました。
400字原稿に換算して16枚になりました。
それをプリントアウトして、先ほど手紙とともに由良さんに郵送しました。
巻頭の「句読点」だけ紹介しましょう。
←クリック。

この作品へのわたしの感想。

《「句読点」 大きな交差点の近くの空き家の傍らにベビーシートがあるのを目にして想いを巡らす。自分が子供を育てていたころにタイムスリップ。そして同時に、現在の自分からそのころに意識を伸ばし、視(想)点は両方にあるという複雑な組み立て。と読むとすると、「きちんと行きつくだろうか こどももわたしも」に涙を催される思いがする。子どもが育つということはうれしいことではあるが、哀しみも伴っているもの。この詩の流れのなかにはそんな思いもありそうな。》

わたしの妄想かもしれませんが、詩は一旦発表されたら後は読み手に任すしかないもの、としてお許しいただきたい。

こんな感じで後の作品にも独断で書かせてもらって送りました。
由良さん、あきれてしまうかも。


このツーショット写真は丁度20年前のもの。
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