喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「きみおもう」

2023-01-07 10:01:29 | 文芸
お正月にたくさん読むつもりでしたが、久し振りの読書です。

但馬に暮らす従姉の第4歌集『わらべ唄』(今村明美著)より。


「きみおもう」の章からいくつか。

   掌にほのかな感覚のこりいて君と繫いでいた手を見つむ

   五十年 日びの小さな積み重ね君のすべてを信じてやまぬ

   つなぐ手に君の温もり覚えつつ朧月夜の道歩みいる

   恙なき今日の終わりに「おやすみ」の言葉を交わし君と眠らむ


   
今のわたしに響く歌です。
  
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