写真にはチラチラ写ってましたからね。
今さら感アリアリですが。
今回の旅人は、神田山陽さんです。
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初めて出会ったのは2003年。
山陽さんは真打ち昇進された直後に
NHKスタジオパークのゲストでいらした。
私は番組ADでした。
当時、山陽さん38歳。
ADの私にもポンポンアイデアを投げて来て、
苦しかったAD時代のなかで一番楽しい仕事でした。
ディレクターになったら、いつか仕事をしたいと思ったものでした。
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その山陽さん、ことし49歳。
20代だって、撮影をしながらマウンテンバイクで
1日100キロ以上走り続けられる人は、なかなかいません。
アラフィフの山陽さん、恐るべし。
ミャンマーの旅は、複雑な国の歴史、宗教など
テーマのハードルが高い。
若い俳優さんでは、そのテーマを理解するだけで手一杯だろうし、
「すごいなあ」「キレイだなあ」「優しいなあ」といった感想だけでは
この国を紹介することは難しい。
なので、旅人は山陽さん以外に考えられなかったのです。
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船に乗って、風に吹かれている間。
自転車で走っている膨大な時間。
山陽さんと私は、時間があれば常に
ミャンマーの人たちが何をどう考えているのか?
という話をしました。
「あの人がああ言ってくれたのは、どうしてなんだろうね?」
「あの子はなぜ母親のために祈ってたと思う? この国の仏教と関係あるのかな?」
「あの子たちは、見えない将来のことなんて考えてないんじゃないかな?
だからあんなに明るいんじゃないかな?」
十数日間、そんな話ばかりをし続けて、
ひたすらこの国のことを考え抜いて、
旅のゴールでの最後のコメントにたどり着く。
今回の旅は、誰と出会い、何を感じて、
どんなコメントにたどり着くのか……どうぞお楽しみに☆
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楽しみ、楽しみ(*^-^*)
山陽さんとの旅はダントツに「探検」になるんです。
「誰も行ったことがない」とか
「何があるかわからない」と聞くと、
2人して「そこ行こう!」となります。
今回もなかなかの探検っぷりですよ☆