地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震88「いよいよ半蔵金へ」

2004年12月23日 14時37分30秒 | 新潟県中越地震
路肩の崩れ落ちそうな道路が目立つようになってきた。森上をすぎたので後は半蔵金だ。

 ここに至るまで、栃尾市街からずいぶんと車を走らせてきた。復旧作業はされつつあるが、道路事情は悪く、本格的降雪期を前に道路の復旧は急がねばと思うところばかりである。

 そんな思いを抱きながら半蔵金集落にはいると、川を挟んだ谷の反対側に全壊家屋が見えた。今回も投稿することにためらいはあるが、掲載する。予測はしていたが、半蔵金の被害もまた大きい。至近距離で撮影した写真については、申し訳なくて掲載できないが、全半壊の家屋はまだある。

 目立たぬように、急ぎ足で写真を撮影して回った。他の被災地でもそうであったが、被災した家屋の撮影には後ろめたいものをいつも感じてしまう。「申し訳ないですが、記録用です。お願いします。」と心の中でお願いしつつ撮影を続けた。

 写真中央やや左側。杉木立の影に隠れているが、赤い屋根の家があった。屋根の下の部分は崩れて、原形をとどめる屋根が斜面にずり落ちそうになっている。

 このように、傾斜地では家屋の土台が載る地盤そのものが崩落してしまうケースが見受けられる。こうなるともうだめである。家屋の崩れ方も半端ではない。家財すら出せない状況となってしまうのである。

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