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地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

大佐渡巡り14 大倉(ookura)

2016年01月29日 06時08分06秒 | 佐渡地理

写真撮影:2015.12.29

参考にする地名辞典に気になる記述がある。抜粋する。

  「北側海岸に波蝕棚を形成する大倉走りの岩礁地帯は天然の岩ノリの産地で、東側山麓には新潟大学農学部付属佐渡演習林がある。式内社の一つ大幡神社は、海府24か村の総鎮守だったと言われ、海浜で行う流鏑馬行事で知られる。」参考:角川日本地名辞典

 

 

Photo-01 大倉走りとは写真左か。

 

 この説明文を読んでいくつか気になる言葉があった。特に「大倉走り」と、この地で流鏑馬があるのかということだ。

 さっそくネット検索開始。読みは「おおくらわしり」というようだ。この地は幾度も通過していながら全然わからなかった。かなりローカルな地名だからだ。さらにトンネルが通っているから地元民じゃないとわからないレベと言える。しかし次回訪問のために気を付けておこう。ネットで検索結果が出たのが喜ばしい。下のリンクで見られる。


https://www.ohbsn.com/nphoto/item.php?cd=1381224629738
BSN新潟遺産写真コンテスト

 

 

 

 

Photo-02

 

 

 

 

 次に気になるのが流鏑馬だ。下記にリンクを貼った佐渡市の説明には、「祭日はかつては9月11日でしたが、現在は4月11日です。」とあった。存続しているのかなと心配したが、「海府荘」ブログで存続しているらしいことが確認できた。何しろ佐渡は少子・過疎・高齢化三点セットの島。無形文化財の維持はどこも苦慮しているはずで、この手の心配は尽きない。


http://www.city.sado.niigata.jp/sadobunka/denbun/bunkazai/sado_city/minzoku/m_mukei/city_no142.htm
佐渡市

http://www.city.sado.niigata.jp/sadobunka/k/c/city142.htm
佐渡市の文化財

http://kaifusou.com/1245.html
佐渡 大倉 大幡神社の流鏑馬 | 海府荘 | ブログ

 

 

 

 

Photo-03

 

 

 

 

Photo-04

 

 さて、ほかにいくつか記述の内容についてリンクできるサイトを紹介しておきたい。新潟大学農学部付属佐渡演習林。これについては下記サイトをご覧いただきたい。

http://www.agr.niigata-u.ac.jp/fc/sado_html/sado_index.html
佐渡ステーション演習林 新潟大学農学部附属フィールド科学教育センター

 

 

 

 

Photo-05 集落の中で。

 

 

 波蝕棚については以下のサイトが良い。地理学評論関係だが三浦半島荒崎海岸に関する記事もあった。しかし、こちらは大して面白くはない。あくまでも参考程度にと思って欲しい。


http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/gakugei/chigaku/etizen-2.html
越前海岸・地学ガイド(波食地形)


https://www.jstage.jst.go.jp/article/grj1925/43/4/43_4_211/_article/-char/ja/
三浦半島荒崎海岸の波蝕棚にみられる洗濯板状起伏

 

 

 

 

Photo-06 さて、次の集落の小田へ。

 

 

 大倉地区には山へ上がる林道がある。いつか行ってみたい。佐渡出身といいながら佐渡の道や自然、文化など、わからないことだらけだ。大倉地区はそういう意味では魅力的な地に思える。なお、地形図には大倉走の地名がある。

 

 

 

 

map 国土地理院 地図閲覧サービス

 

 

 

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写真撮影:2015.12.29
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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大佐渡巡り14 (ひろし爺1840)
2016-01-29 08:34:02
 !!(^^)!!ブロ友・地理佐渡さん、お早うございま~す!
1月は「いく」と言われる様にもう最後の週末が来ましたネ。
体調管理に注意して公私共に頑張りましょ~!

@('_')@コメント・・・
*ショットと共に色んなサイトをご紹介ただき、ゆっくりと滞在させて頂ました。
佐渡に流鏑馬が有るとは驚きで~す!
☆今日のFaceBook「f・いいね!」も→クリック済!

!('_')!今朝のブログ投稿は・
*20年目を迎えた世界遺産宮島、厳島神社を纏めて見ましたので思い出しながら見て頂ければ幸せます。
!(^^)!何時ものご覧頂いた感想をお待ちしていま~す1それではまたバイ・バ~ィ!!
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Unknown (ななごう)
2016-01-29 14:56:11
一枚目の写真、海岸に沿って旧道が有ったんですね。
落石除けの、隧道が良く判ります。
点在する集落が、良い雰囲気が有ります。
過疎化には、歯止めが掛りませんね。
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大倉走・・・ ()
2016-01-29 18:16:44
こんばんは、地理佐渡管理人さん。

地図を見ながら、(大倉トンネルがいまではできているようですが)、
昔は、山越えの道でありそこは難渋する道だった?
(佐渡の潮の干満がどれほどのものかわかりませんが)
大倉走は干潮時に通ることができる(小走りする)道だったのではないかと思ったりしましたが・・・
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Unknown (ディック)
2016-01-29 21:04:21
 「波の間に走り抜けなければならない」から大倉走りなのでしょうかね。驚きました。
 流鏑馬が続けられていることや名前の由来などから、歴史の深さを感じます。
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お早うございます(*^^*) (安人(あんじん))
2016-01-30 05:28:48
昨日は色々とアドバイス頂き有難う御座いました<(_ _)>

そうして広くを見ると結構探せば有る様です

頑張って探して見ますね 有難う御座いました

今朝も雨と風です 結構吹いてます

オトナシク家でのんびり過ごします(笑)
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大倉走り (つちや)
2016-01-30 06:08:57
お早うございます
「大倉走り」、初めて知りました。
トンネルが出来る以前は佐渡に居たでしょうが、まだ開けていない時代です。
外海府もままならずの時代でしたね。 
隣町の河原田へ行くには自転車がやっとの時代でしたね。
流鏑馬があったとは驚きです。 

いろいろなサイトを紹介して戴き勉強になります。
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大倉トンネル (mcnj)
2016-01-30 12:57:54
116mの山の下ですか。
ずいぶん高い山です。
昔は、山越えの道だったのでしょうか。
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Unknown (うさきち)
2016-01-30 15:40:57
大佐渡めぐり・・・
こんなに記事が進んでいるのですね・・・
また少しづつさかのぼってみたいと思っています・・・

佐渡って本当に広いなあ~~とあらためて思います。
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大倉走り ()
2016-01-30 17:23:32
こんばんは。
参考サイトによりますと、昔は随道だったようで
支柱が鬼の笑う顔に見えたとありました。
危険が一杯で「波の間に走り抜けなければならない道だったようですね。
流鏑馬サイトも拝見しましたが、鎌倉八幡宮の観光化された流鏑馬と違い
こちらは後継者(射手)も居なくて大変ですね。

色々なサイトのご紹介、ありがたいです。
知らない所だらけの佐渡ですね。
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大倉走り (だんだん)
2016-01-30 18:02:37
海岸には、よく見かける道路かも知れませんが。
旧道などは、直下に海が・・・
荒波はぶつかりますよね、浚われそうな気がします。

小路沿いの家並みが良いですね。
潮の香りを感じながら、日々の営みに精を出すのでしょうね。
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