6月25日(2005年)。午後より同好の仲間と連れだち、半蔵金地区から旧山古志村境界の田代地区までを見てまわった。このことはすでに紹介していたが、その時被害を受けている養鯉池を見つけた。不謹慎を承知で少しだけ立ち入り禁止の柵を越えて写真撮影をさせてもらった。
▲水の抜けた養鯉池
▲池と池への道路共に亀裂が
一帯の地形から考えると、このあたりは尾根に近い位置となっているが、沢筋の地形を利用してわずかな田と養鯉池が混在していた。写真は損傷を受けている池を撮影しているため、ご覧のとおり水もほとんど無く魚もいない。
▲池にできた亀裂を近くで見ると
震災による被害が原因と察するが、沢筋上流部からの土砂の流入を見ると、震災後にも土砂の流入があったものと思われる。いずれにせよ、回復には相当の労力と費用がかかりそうな状態。
▲沢筋上流側から流入した土砂
まわっている池のほとりにたくさんの魚の鱗があった。もしかしたら、息絶えた魚たちを狙ったカラスなどの仕業かも知れない。
▲上の池にできた土手崩落部。土砂が下の池へ。
この先、付近の池に水が張られることはあるのだろうか? 再生と復興を祈るが、まずは村そのものの復興のこともあるので、希望的物言いばかりは言えない。