新緑に包まれた乙吉から 02

　先の撮影現場から100ｍも進んだであろうか。私のような普通車では通れない亀裂と段差が行く手を阻んでいる。山菜採りなどの山遊びで来たのだろうか。一台の普通車がこえられぬ段差の手前で止まっている。段差の落差はその車両との比較で推察いただきたい。

　この段差左端部分は段差はあるものの、軽自動車であれば通れそうだ。到着後間もなく地元の方が軽トラックでここを通っていった。ただし、軽トラックといえどもぎりぎりである。

　状態としては、この亀裂を境として、道路が写真右下方向へずり落ちつつある状態であった。生じた段差部分だけ一旦壊して道を作り直すことになるのだろうなぁと考えながら、車から降りてこの先は２カ所あると聞いた崖崩れ現場へと徒歩で向かった。