地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

新緑に包まれた乙吉から 01

2005年05月04日 19時02分00秒 | 新潟県中越地震
 長岡市郊外、東山丘陵の麓に乙吉というところがある。丘陵を流れ下る乙吉川という川が平野に出てくる谷口にその集落はある。長岡から栃尾市に向かう峠の麓にあたる。
 先の震災では、長岡市郊外の東山丘陵一帯は少なからぬ被害を出しているが、この土地も例外ではない。栃尾市へ抜ける国道は震災直後は不通となったし、集落の家屋にもブルーシートをかぶった家がてんてんと見られた。

 仲の良い友人の仕事の現場が乙吉近くの採土場(採砂場というべきか?)で仕事をしている。友人曰く、その現場への取り付け道路が2カ所で崩れており今は使用不能状態とのことである。その時は何気なく聞いていたのだが気になっていた。道がどこから入るのか知ってもいたので行ってみることにした。

 おりしも、天候に恵まれたゴールデンウィーク真っ盛り、山はしだいに新緑に包まれ始めているので、里山をぶらりと歩くのも良いと思い行くことにした。これからしばらく震災被災地からの報告も兼ねて乙吉近くの山里の様子を紹介しようと思う。

 写真は話題となる林道に入ってほどなく見えてきた崖崩れ現場である。すでにこれが見える位置まで来ると、道路のあちこちにそのままになっている亀裂が出始める。これから先、崖崩れの現場がどうなっているのかが気になる。手つかずというので震災直後の状態が保存されているはずだ。
 新緑に包まれ始めた山の緑が心地よいが、一方でこの先すぐに道路に大きな亀裂と段差、崖崩れ現場があった。

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