両津の地形図を見ると街の郊外、梅津川流域に発電所の記号がある。それは梅津川上流に小さなダムを造り、水路を築いて作られた水力発電所を示している。子供の頃からあるので歴史は古い。
佐渡にも火力発電所はあるので、現在主力はそちらに移っているのは明白であるが、旧両津市民にとって発電所と言えばその火力発電所を指すだけではない。幼い頃のドンデン登山などのおり、一行は必ずこの前を通った。幼い頃の風景としては記憶に深い水力発電所である。今も稼働しているのが嬉しい。
ずいぶん建物は古くなったが、変わらぬ風景であって欲しいし、可能な限りの稼働を願う。身のまわりにはこうして現在もその存在を保つ歴史あるものが多々あるはずだが、人知れずレッドデータブックの仲間入りとなりかねないものもあろう。
やや古めかしく感じる建物や施設設備の持つ歴史や暖かみだけではない。何よりも経過してきた時間とそれと共に育まれてきたであろう愛着に似た感情がともなっている。そんな遺産(現役であればなお良い)がよいのだ。
国土地理院・ウォッ地図より
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=57381300
付録写真①(国土地理院の地図一部抜粋)
付録写真②
付録写真③
付録写真④
なお、新潟県の電力供給は東北電力。ガスは北陸ガスである。皆さんのお宅ではどうでしょうか?ちなみに、新潟県には発電容量世界最大の柏崎刈羽原子力発電所があるが、あちらは東京電力である。
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写真撮影:2006:08.14 佐渡市梅津発電所
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2006年 地理の部屋と佐渡島 sadotiri
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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雰囲気を醸し出していますね。
いつまでも残したいものですね。
種子島にはいかがでしょうか?
ちょっと古めかしい建物や施設
なんかないでしょうか?
いわゆる産業遺産とか、以前は
あまり気にもとめられずに、捨
て去られているもの、または稼
働中ですがその存在を知られぬ
ままのもの。結構あると思うの
ですが..。
こういう施設は、なかなか良いですね・・・。
水力全盛の時分に造られたものでしょうか。上手いこと水を引いてくるものです(笑い)。
まさに1950年代の水力による電源開発時代
のものと思います。ダムから引かれている
水路が、等高線に沿っているのが嬉しいで
す。
自然の水の流れは等高線に直交しようとし
ますが、水路は平行しようとします。
その典型的姿は紹介した地形図でも..。
綺麗に整備された環境です。
なだらかな坂道と大きな木でアングルもいいんでしょうね。
ホッとします・・・(^^♪
新潟は東北電力なんですか!!
そうです。山中と言った方がよいですね。
草も刈られ、ペンキもきちっとでした。
何かホッとする風景でしたよ..。
どこかホッとするのどかさを
感じますよね。
紹介してよかった..。
また同様のものを見付けまし
たら紹介します。