これそこのほとけのみちにあそびつつ
つくやつきせぬみのりなるらむ
古礼所許能本東気乃美知尓安所ひつゝ
都久や川き世ぬ美能里な留良無
貞心尼
貞心尼草庵
貞心尼は、寛政十(1789)年、長岡藩士奥村五郎兵衛の娘に生まれた。十七歳、医師関長温と結婚したが、約五年で離別。柏崎で二十三歳のとき、剃髪した。三十歳の文政十(1827)年三月、ここ福島村の草庵に住んだ。
その年の秋、島崎(現三島郡和島村島崎)の良寛に会う。それから良寛が没するまでの約四年間、信濃川や塩入峠(しおのりとうげ)を越えて、通ったという。四十四歳までここに住んだ良寛の死後、その遺詠や相聞歌をあつめて「蓮(はちす)の露」をまとめた。これにより、幕末の三大女流歌人の一人と言われる。明治五(1872)年、柏崎で七十五歳の生涯を閉じた。
『風の良寛』。良い本であった。読み終わるのに時間が随分かかった。
読み終わったら一つの旅が終わってしまったような寂しさを感じた。
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写真撮影:2006.08.04 長岡市福島町
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2006年 地理の部屋と佐渡島
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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何か、なつかしい風景です。
周囲はのどかでよい所です。
貞心尼の居所にぴったりの
所でした。
庵脇には大欅が有り、これ
がまた雰囲気を出していま
した。
朝から蝉がジャミジャミと鳴いてます。
暑くなりそう~。
貞心尼の庵に行かれたのですね。
「風の良寛」によると、ここ福島村と良寛が住む島崎は
かなり距離が離れているようですが
彼女はこの地から良寛に会いにいってたんですね。
良寛にとって貞心尼は孫娘くらい歳が離れていましたが
純粋に同じ趣味(和歌仲間)との歌のやりとりは
本当に楽しかったようですね。
貞心尼も良寛の歌や人柄に触れる事が何よりの
楽しみだったようですし。
お互い自分が向上できる間柄って良いですね。
若い頃は読書するなんて有り得なかった私が
この年になり読書に夢中になってます。
TVなんて週に2時間くらい(サッカー番組のみ)しか
見なくなりました。
今は「宮沢賢治詩集」を読んでます。
学校の教科書で習った詩もこの年になり
良さが理解できるように成りました。
読書は楽しいものです。
ただ、10頁くらい読み
進むと突如睡魔が襲って
きます。
これが心地よいのです。
なかなか読み進まぬ読書
ですが、一つの話に長く
関わっているということ
も良いかもしれません。
焦らず、マイペースでの
読書。これでいいかなぁ~。
ご推奨の徒然草は、図書
館へ依頼してみました。