国土地理院の土地利用図には、1:25000、1:50000、1:200000の縮尺がある。
土地利用図「福島」 (1:200000)
”土地の利用状態を現地調査及び空中写真・資料等より分類し色分けした地図です。”..との解説は日本地図センターの説明からである。手元には国土地理院発行の様々な地図がある。今回は土地利用図を自分の思い出とともに紹介したい。
地理を専攻した者として、記憶に残るつらい作業の一つが土地利用図の作成である。地形図からこれを作成する作業は、単なる色塗り作業ではあるが、とてもつらいものである。硬質の色鉛筆を手に、一枚の図幅を作業するのに、夜なべ仕事でも終わらぬものとなるのが普通である。目を閉じると等高線の残像が瞼の裏に写っているなんてことも。
何枚もの同じ地形図を買い込み、幾度も差し戻しを繰り返す。つまりやり直し。それもまっさらな地形図からの再スタートを意味する。命ずる教授の手にはいつも虫眼鏡。些細なはみ出しにまで目をくばらせ、「これを私に出すのかね○○君」とのおやさしい言葉は、思い出すと恐ろしくもあり、懐かしくもありだ。(注:この手の作業全般においてのことである。)
一方、地形図の右下隅に学番と氏名を書くのだが。提出可となった場合はここに小さな丸が入る。天国にも至ったかの解放感が訪れる一瞬だ。作業途中の失敗作が今でも少しだけ手元にあるが、不思議と通過作品が手元に無い。
作業のつらさに恨み節を友と語ったものである。土地利用図を見ると、そんな学生時代の思い出がよみがえる。
なお、硬質色鉛筆は主に三菱を使用したが、ステッドラーやスタビロなども良いものがあると聞いていた。高くて買えなかった。いずれもメーカー名と硬質色鉛筆との語句で検索すれば何かしら出てくる。
http://www.e-tone.jp/mitsubishi_color.htm
三菱の色鉛筆(硬質色鉛筆7700を使っていた)
http://www.staedtler.co.jp/
ステッドラー
http://www.jmc.or.jp/map/gsi/tochiriyo.html
土地利用図-日本地図センター
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geographical figure graph list 029
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地理の部屋と佐渡島 2008.03.02(データ作成)
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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爺の朝のウオーキングにお越し頂、有難う御座いました。
地図の作成って、大変な努力が要るのですね~!
土地利用図は一般に良く見ますが、「絵」としても中々魅力のあるキャンパスと思いま~ス。!
地図や地球儀を見るのが好きです、行った事の無い
地方を空から、見れるなんて!すばらしいです、
知った地名を見つけると、ワクワクします、
綺麗な地図ですね
地図を見る目が変わりました。
特に地図には、想像はしておりましたが
大変な労力がいることが分かりました。
今の学生さんはPCで、そのようなご苦労はないのでしょうか~。
でも地図は、簡単に目で旅ができることが凄いことです。
そして、ロマンがありますしね~。(*^_^*)
地図も本格的な学問に成ると大変なんですね。
私は一番得意だった教科が社会(地理、日本歴史)でした。
父が国鉄だったせいか?小さい頃から時刻表と地図帳は良く見てました。
(時刻表は今でも思わず買ってしまいますが...)
ところで中学生の頃、地図帳で「地名探し」なんて言う遊びしませんでしたか?。
相手に地名を言ってもらって制限時間内に地図からその場所を探し出す遊びです。
...私の回りだけかなぁ?。
地図作りは大変な作業がありましょう。
当方は完成品の地形図を利用するだけ
ですが、元を作られる方々にはそれな
りの苦労があるものと思います。
地図を見るのは楽しいです。
また、地形図など地図には
それなりの美しさがありま
すので、ついつい集めてし
まうこともあります。
国によっても地形図の表現
には違いがあります。
外国の地図もいくつか手に
入れていますが、それもま
た楽しいものです。
地図作りには高い技術と気力が必要でしょうね。
私なんかではとうてい無理です。単位がかかっ
ていましたから、学生時代は必死でした。
確かにコンピューターが果たす役割も
大きく、以前よりはぐっと楽になった
かもしれません。しかし、データの収
集から何からで、まだまだ一枚の地図
が完成していくのに、人手なしでは無
理でしょうね。
以前、三角点の確認作業の現場に立ち
会わせていただいたことがありますが、
全国各地にあります基準点の維持管理と
正確な位置の再確認なども仕事のよう
です。
いずこも同じ遊びを..。
楽しかったなぁ。
似たようなことをしてい
ましたよ。