地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震114 「月刊地理6月号の特集」

2005年06月06日 06時32分29秒 | 新潟県中越地震
 古今書院発行「月刊地理」2005.6月号は特集として新潟県中越地震を取り上げている。表紙の写真を含めてたくさんの写真を掲載。地理の専門家達による報告と分析がなされている。

鈴木郁夫(新潟大学人文社会教育科学系教授)
山縣耕太朗(上越教育大学助手)
渡辺満久(東洋大学社会学部教授)
田中和徳(十日町市立南中学校教諭)
山口 勝(NHKアナウンサー)
鈴木康弘(名古屋大学大学院環境学研究科付属地震火山・防災研究センター教授)
戸所 隆(高崎経済大学地域政策学部教授)
中村弘幸(芝浦工業大学工学部教授)
太田陽子(横浜国立大学名誉教授)
宮城豊彦(東北学院大学教養学部地域構想学科教授)
宇根 寛(国土地理院地理地殻活動研究センター研究管理課長)
熊木洋太(国土地理院地理地殻活動研究センター長)

 以上の方々による報告・分析記事(記事によっては連名あり)が掲載されている。被災地の核心部分は未だに当方のようなものは立ち入れないのだが、専門家による現地調査も含めた分析・報告は興味深い。価格は1200円。目にしたことのない方には、あまりにも専門的でつまらないものと思われるかも知れないが、地理的視点で震災を捉えると言うこととでいうなら他の科学雑誌よりは内容の濃いものと思う。

 私のようなアマチュアにはほどよい雑誌である。学会誌としては”地理学評論”というものもあるが、こちらはさらに専門性が高く、一般向けとはいえない。ただし興味があるのであれば探してみるのも良い。

 写真(2005.5.22撮影)は長岡市妙見の山腹と道路崩落現場。崩落の際道路と共に落下したトラックが未だに横倒しのままあるのが確認できる。

鈴木先生と山縣先生による中越地震関係のサイトは下記
http://www.juen.ac.jp/shakai/chuetu/index.html

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