地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

島の人口増減率

2005年06月21日 06時27分54秒 | 佐渡地理
 人口1万人以上を有する離島(国内の)について、「平成13年4月1日~平成14年3月31日人口移動」の統計を利用して人口増減率の比較グラフを作ってみた。まず目につくのは宮古島、石垣島、屋久島である。他の島々がマイナスを示しているのに対し、わずかな数値とはいえプラス側に向いていると際だった違いを感じざるを得ない。

 さて、マイナス側にあっても長崎県五島列島中通島を筆頭に、佐渡、対馬、福江島が1%を超えおり、これらもまた際だった傾向を示しているように見える。グラフに無い他の島々も含めて離島離れは全国的傾向であるが、その要因は何だろうか。

 むしろ宮古・石垣・屋久が示した結果の背景が何なのかをまず先に知りたいものだ。パーセンテージでなく実数で示すと大した数値ではないが、現状維持・人口微増が達成されているわけであるから何かがあるはずだ...。

注:もとのデータは離島統計年報2003のCDによる。グラフの作成にあたっては、人口の自然増減と社会増減のデータを合算した数値と島の総人口をもとに作られたデータを使用した。

記事追加(2005.6.22)
中通島は1.4%超、佐渡と対馬が1.2%超、福江島が1.2%に近い。沖永良部島も1.0%超であるのを漏らしていた。この四島の中にあって佐渡の人口は七万人を超えているので、人口減少の実数は他との比較では大きな数値となってしまうことを付け加えておく。

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