地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震172 「川井大橋その1」

2005年10月02日 05時55分10秒 | 新潟県中越地震

  9月9日(2005)の取材で塩殿の次ぎに訪れたのは小千谷市川井地区である。

 

 信濃川左岸を走る国道117号からすると対岸が川井地区である。かつては近くの細島(塩殿地区の隣)と川井地区真皿との間に渡し船があったが、今は川井大橋という立派な橋がかかったので廃止となっている。残念。

 

▲写真① 川井大橋(信濃川左岸側から川井地区を望む)

 

   川井大橋の手前、車道は段差を埋める応急処置が施されているが、歩道に手は加わっていないので、どのような状態になったかを推測できる。橋のあるところは至る所で、道路との間に段差が生じた。

 

 

▲写真② 渡し船に乗る花嫁さんをモチーフにしている橋の飾り。

 

 

   以前細島地区から真皿へとこの渡し船に乗って渡ったことがあるが、今となっては10年以上も前のこと。新潟県内には信濃川、阿賀野川と大河があるのであちこちに渡しがあったと聞くが、この地区の渡しを最後に県内からは消えた。我々はこの渡しを”真皿の渡し”と呼んでいたが、正式な名はわからない。(”細島の渡し”でも良いのかも..。)

  この渡しのしくみだが、川の両岸を繋ぐワイヤーが張ってあり、そのワイヤーと船をロープで繋ぐようになっている。ワイヤーと船を繋いでいる部分は、船が左右自在に動けるように繋いである。船は上流からの水の流れに、舳先が絶えず上流を向くようになっているが、竿のさばき方で、舳先が右へ少し動けば左岸方向へ、左へ少し動けば右岸方向へと自動的に進んでいくようになっている。なかなか考えられたしくみである。

 

追記:本編とは無関係であるが、昨日(2005.10.1)のNHKの地球ラジオでアルジェリア地震の話題があった。気になったので検索をしてみたら..。下記は独立行政法人 防災科学技術研究所 地震防災フロンティア研究センター 川崎ラボラトリーのサイトからのもの。報告は学術的・専門的であるが、解説付きの写真が多く助かる。

2003年5月21日アルジェリア ブーメルデス地震先遣隊調査報告
http://www.kedm.bosai.go.jp/japanese/topics/Algeria/Algeria_report_index_japanese.html

同上の報告用スライドのPDFファイル(なかなか興味深い)
http://www.kedm.bosai.go.jp/japanese/topics/Algeria/ALGERIA-J.pdf 

 

 

<写真撮影:2005.9.19>    2005年地理の部屋と佐渡島

 


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