地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震112 「水田の作付不能面積」

2005年05月22日 07時01分28秒 | 新潟県中越地震
【新潟中越地震:水田770ヘクタールで作付け不可能】 
 5月22日(日)のmsn毎日新聞(ニューストップ>社会>事件>記事全文)では、テーマのような見出しの記事を掲載している。出だしを引用(一部省略)するが、

”新潟県中越地震で特に被害が大きかった川口町、旧山古志村(現長岡市)など4市町村の水田のうち、少なくとも770ヘクタールで今春の......。いずれもコシヒカリ産地で、昨年並みの作柄なら計約3790トンにあたる。”

 昨年並みなら3790トンという予測生産量に対して、新潟県が4市町村に割り当てた今年の生産目標は約1.9万トン。小千谷・川口で生産される米は魚沼産コシヒカリとなる。ブランド力があるだけに農家が受ける痛手は大きい。

 数値としては十日町や長岡その他の地区の数字が出ていない。正確に調査すればさらにその面積は大きいものになると思われる。

 単純な比較はできないが各地の全水田に対する作付不能の水田の占める割合は2割~5割前後と記事は報じている。昨年末の意識調査では、5割以上の農家で今年の作付を望んでいると言うが、例年通りのような作付は不可能のようだ。

 なお、下記サイトは、新潟県中越地震によって被害を受けた水田の状況を写真で紹介している。専門家が撮影しているのでなかなか良い資料となっている。

●新潟県中越地震による信濃川中流域の水田の被害状況調査
平成16年11月17日
中央農業総合研究センター北陸研究センター
中越地震被害対策本部
http://narc.naro.affrc.go.jp/inada/jishinchosa.pdf


●水田の被害(液状化現象など) JAグループ新潟
長岡市内の水田では、新潟県中越地震の影響を受けて、液状化現象が見られる。
来年の作付けにも、影響がでるものと見られる。
http://www.ja-niigata.or.jp/asp/body.asp?scid=2564


●5月22日(日)のmsn毎日新聞(ニューストップ>社会>事件>記事全文)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050421k0000m040147000c.html

注:掲載したグラフの単位はヘクタールである。

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1 コメント

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掲載サイトへのリンク (かんりにん)
2005-05-22 07:04:58
上記記事にて紹介したサイトへは下から入ると良い。



●新潟県中越地震による信濃川中流域の水田の被害状況調査

平成16年11月17日

中央農業総合研究センター北陸研究センター

中越地震被害対策本部

http://narc.naro.affrc.go.jp/inada/jishinchosa.pdf





●水田の被害(液状化現象など) JAグループ新潟

長岡市内の水田では、新潟県中越地震の影響を受けて、液状化現象が見られる。

来年の作付けにも、影響がでるものと見られる。

http://www.ja-niigata.or.jp/asp/body.asp?scid=2564





●5月22日(日)のmsn毎日新聞(ニューストップ>社会>事件>記事全文)

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050421k0000m040147000c.html

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