地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震63「濁沢地区報告3」

2004年12月04日 18時51分06秒 | 新潟県中越地震
濁沢地区報告2の現場を戻る方向を見ると、先に通ったスノーシェッド。手前の崖は大きく崩れている。

 道が狭いので、とりあえず徒歩で後戻りして崖の崩落現場の写真を撮影。わかりにくいが、土砂の末端は川にまで達していたようだ。大きな岩・石が河原に..。

 思わず、地震発生直後のこの地区の人たちがどのようになったのかを想像した。とにかくこの地区を抜け出すには、この道を下るしかなかったはずだ。山間部では、生命線と言える道路もごく限られる。今回の震災で、山間部の集落が孤立してしまうパターンが多く報告されたが、それももっともな地形的条件である。

 今後の防災を考える際、山里の多い地区では、いざというときの道路の確保が重大な問題になるであろう。今回のような大きな揺れがあると、山は簡単に崩れるということがよくわかった。

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