地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

かつては加茂線の難所だった黒姫

2005年12月11日 08時25分27秒 | 佐渡地理



 両津湾の北岸を通る通称加茂線。浦川に隣接する歌見集落(黒姫から振り返った写真)を抜けると、次は黒姫である。かつて黒姫に行くには、集落の直前で車一台分の幅しかない隧道(写真中央付近の藪に出口有り)を通らねばならなかった。

 海岸線に沿う道路の道幅は広いものではなく、背後は急な斜面であった。そのため、隧道は片側交互通行となっており、たいがいの場合は一旦停車を余儀なくされた。そんな黒姫であるから、外海府などに向かう際は、ここまで来るとずいぶん来たものと思ったものである。その頃は難所の一つであったが、今や黒姫大橋が完成し、往来がずいぶん楽になった。隧道が通っていた斜面の外側は切り立った海食崖であったこと、橋ができてからわかった。

 橋を渡るとすぐに黒姫漁港がある。規模は小さい。ここで釣りをしたことはないが、いつかは釣り糸をたてにしてみたい場所である。以前は難所であったが、今ではそれを偲ぶものは、隧道を封鎖している壁に大山隧道と彫られているものに見られるだけである。暖かい季節であったら、適当なところに車をとめてぶらぶらしてみるのも良い。



<写真撮影:2005.12.3> 2005年 地理の部屋と佐渡島。


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