写真撮影：2010.07.19
小木半島の白木へと向かう海岸線です。
Photo-01 海食台です。
ここ（小木半島）ではきれいな海食台（かいしょくだい・abrasion platform）と海食崖（かいしょくがい・sea cliff）を見ることができます。先日、「土のうた」のnakamuraさんが房総の風景を紹介していましたが、ついつい誘われるかのように紹介したくなりました。佐渡にも良い風景があるのです。
http://blog.livedoor.jp/ynakamura1/archives/52652881.html
土のうた／海女さん／2010.07.25付記事
波食棚：波食台、ベンチ、潮間帯ベンチ、あるいは海食棚ともいう。主として潮間帯にある平滑な岩床面をいう。海食崖の下部にある波食窪から沖側にわずかに傾く非常に水平な面で、その沖側末端には小崖がある。
海食台：海面下に見られる侵食面で、海食作用によって形成されたもの。穏やかに沖側に傾き、平滑な岩床面を持つ。
この説明は国土交通省国土地理院のサイトにあったものです。ここでいう波食棚が海食台のことなのですが、他にも色々知ることができますので興味がありましたら下記リンクへと飛んでみてください。
【海岸の地形・参考サイト】
http://www1.gsi.go.jp/geowww/typical/marine.html
国土地理院／海の作用による地形
寄せては返す海の波。そしてその波には強弱があり、写真で見る風景とは全く異なる暴れる姿もあります。動きのある水の浸食能力はきわめて強いものです。固そうな岩盤も弱いところから浸食を受け削り取られていくのですが、やはり波に衝突される場所が最も強い侵食の力を受けることでしょう。
時に海食崖下には海食（marine erosion）でできた洞窟である海食洞（sea cave）ができたり、ノッチ(海食窪・波食窪)と呼ばれる連続的窪地が崖壁面にできます。そんな小さな地形でも見ていて楽しいものがあります。地理屋はこんな風景の背後に潜む自然の営みに、地形形成のメカニズムがあるのだと、見るたびにほくそ笑みたくなるのです。
さて、海食台の岩盤も一枚岩ではないですから、亀裂があるような弱い部分の侵食速度は速く、えてしてそこそこ深度のある小さな入江を生みます。そのようなものを「あぶるま」と言うと聞いたことがあります。澗という字をあてればいいのでしょうか？小木にはこの字を”ま”と読ませている内の澗、外の澗という地名があります。ただ、このことは不確かな記憶のものですので専門的にどう表現して良いかは不明です。
Photo-02
Photo-03
Photo-04
Photo-05 きれいな海食台と風景と思います。
Photo-06 向こうに大佐渡山脈が見えます。
Photo-07 海沿いの道路脇はこのような崖です。
Photo-08 海食台と大佐渡遠景
Photo-09 この岩も全体としては海食崖の一部です。
Photo-10
この崖の上は平坦面。つまり海岸段丘（coastal terrace）です。
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写真撮影：2010.07.19
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2010年 地理の部屋と佐渡島 sadotiri
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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島のため海岸線の長い佐渡では
ありふれた風景ですが、地形観察
と言う意味では、典型的景観が
楽しめる佐渡なのです。そして、
それらがまた良い風景を提供して
くれています。
全国各地に様々な地形がありますね。
風景はよくよく考えてみますと、地
形と植生。そして人間活動の三者が
形作ったもの。それらにはすべて歴
史とそうなった背景があります。
長い過程の最新版を見ているのだと
いう視点に立ちますと、以前の姿を
想像したりすることが楽しくなります。
海のない県では見られぬ景観ですよね。
栃木。しばらく行っていませんが、栃
木にも見るべき場所は多々あります。
のんびりとあちこち廻りたいと思って
はいるのですが、日光などごく限られた
所しか廻っていないのが実情です。
そうですよ。佐渡は地学的に見ましても
おもしろく。地理・地学的学習の場とし
ても興味深い島です。
さて、伊豆ですがたぶんあるだろうと思
われます。伊豆もおもしろい所です。
フィリピン海プレートにのって、日本に
島が接岸。半島となったのが伊豆です。
その付け根には箱根の山。そしてさらに
その奥に富士。さらに奥へと向かって
八ヶ岳から新潟の妙高に至るまでの火山
帯が形成されています。
海食台景色、・・・・・・。
好きな景色です。
見せていただき、siawase気分です。
眺めて、心癒しでした。
ありがとうございました。
いつも、コメント＆応援ポチに、深謝です。
懐かしいような岩の様子、私の住んでいたところも
切り立った崖などが多くありました。
積丹の方にバスで行く途中には、ろうそく岩と呼ばれるものも
ありまして、学校の授業ですが行って遊びました。
グループに分かれて、持参の羊肉と野菜・ジンギスカンを食べました。
佐渡も暑いことでしょう・・東京も暑くて辟易している毎日です。
今回は耳慣れない言葉、海食台や海食崖など初めて聞きました。
なにしろ海なし県（栃木）の生まれなので・・
どの写真も珍しく素晴らしく夢中でみせていただきましたがPhoto-08 海食台と大佐渡遠景、雲の流れがとても素晴らしい！
懐かしい風景です。
佐渡は海に囲まれていて、外海府や尖閣湾など目を見張るような海の景勝地がたくさんありますが、地質学的に見ても面白い所のようですね。
近々孫達と伊豆に海水浴の予定ですが、伊豆の海でも海食台と海食崖が見られるでしょうか・・・？
島ならではの海の風景をたくさん紹介
したいです。佐渡一周ですと200Kmは
海岸線が続いていたと思います。
その分色々な海岸地形と風景が見られ
るのです。
リンク先見させていただきました。
岩（小島）の水面近くやや上。
ノッチを思わせる窪みがあります。
そうです。波の浸食はものすごい力でして、
驚くべきものを生み出します。これからも
探しますね。
いやぁ、嬉しい言葉ですよ。
波の浸食。いたずらな芸術家。
そう思える風景がいっぱいあ
ります。
そちらの海岸とはずいぶん様子は異なる
ものと思います。ただ、御前崎は海岸段
丘が見られますから、類似の景観はあり
得るものと思います。駿府界隈では難し
いでしょう。
まさに何もないただ風景などを見て
歩くのみの場所です。時折小集落が
あって、その生活のにおいをかぎつ
つ歩く。これで良いという方には、
天国のような場所かもしれません。
どこででも見られるというわけで
はないですが、山や台地が海に迫る
様なところではしばしば見られる
風景ですよ。
実を言いますと、海食崖下に車の通る道
があるのです。今回はその道をたどって
います。なので、全く苦労は．．。
で、岩石としては凝灰岩でしょうかねぇ。
分布していても問題のない地域です。
海底火山の噴火による玄武岩の分布域で
もあります。
このような海景を。。。
台、崖と意識して見ますと・・・
また～面白味が感じられるのではと思いました。
自然は芸術家ですね～！！
それにしましてもめったに見ることができない
海の風景は清々しくなります～♪
いつも素敵な景色をありがとうございます～♪
昔々、地学は選択科目で習ったはずですが、受験科目として選びませんでしたので・・・
もう少し勉強しとけばよかったと、今頃になって思っていますが、遅きに。
当地にも波食崖の小島が保存されています。
http://yutaka901.fc2web.com/page5anx08a.html
辞書で引くことしか頭にありませんでしたので、国土地理院の資料をみたことがありませんでした。
いろいろ勉強になりました。
潮の香が届きそうです。
いたずらな芸術家ですね。
今日もスマイル
海食崖の凄い形相、自然界の畏敬を感じます。
外洋に面しているので荒海の時のエネルギー
は凄いでしょう。
何とか波動発電に振り向けたいものです。
駿河の国では内洋になっているので海食崖は
決してみられません。
爽やかな海風まで届けていただきました。
事に８枚目の空の様子に秋の雲を感じました。
こんな散歩してみたいですね～
旅の思い出・カルフォルニア観光①にお付き合い頂、有り難う御座いました！
２回目の今日はヨセミテ公園やUSスタジオ観光の思い出をアップしておりますので遊びにお越し下さい！
この様な風景は良く見かけますが、「海食台。海食崖」の言葉は始めて知りました。
自然の波の作り出す素敵な営みですね。
地理の勉強させて頂きました。
いや～、下までおりての撮影、お疲れ様でした(笑い)。
良いものですね～、また、ご紹介ありがとうございます。
なお、この岩質は、凝灰岩??(笑い)
おはようございます。これ、その通りで
お願いしたいですね。夏らしい日が十分
続いています。で、お盆過ぎにはもう
秋だなぁと、しっかり切り替えて欲しい
ものと願っています（笑）。
います。
これらの生き物を見るのも勉強になります。
今の子供達はどこまで知っているのでしょう。
生きた社会学をさせてあげたいです。
静かな夏の海の上にはもう秋の雲が
広がっています。
今年の秋は早くくるようです。
地形用語にはやはり英語表記できるもの
があります。というか、無くてはならな
いのですが、個人的には日本語で表現し
ていて、実に的を得ているなという言葉
は多々ありますね。朝から地理学の勉強
をしていただきました（笑）。
毎日暑い夏が続きますが、こちらの風景に
佐渡の海を思い出すのではないかと思いま
す。当方も長岡にいましたときは、やはり
夏に佐渡を思い出すことが多かったです。
いまでは、毎日が佐渡ですから、まったく
そのありがたみがないですが、遠くにいます
つちやさんにはひとしおの思いもわきましょう。
朝から地理の林間学校です。
海食！言い得て妙ですね。
それに台と崖。
最後に段丘、英語でterraceというのですね。
これまた勉強になりました。
朝一番に穏やかな海の景色を拝見させていただきました。
ポート２の定置網と岩場のカモメが、特に印象的です。
古里は遠きにありて思うなり・・・・海が恋しいです。
たらい舟 漕ぎだす沖へ 蝉しぐれ 昭一
小木の矢島・経島で詠んだものです。