節分の催事は、特に3日の2時から3時に重なっている。従って廬山寺を拝観したら、次は壬生狂言しか選択肢がない。壬生狂言は昨年のブログで紹介したので、省略する。最近この狂言は、撮影できないので、今年は壬寺道界隈の雰囲気を味わいにでかけた。
壬生寺道は、冬の夕方の風景が、どんな気候でも絵になるところである。今年は雨で、それはそれで結構面白い。多分周囲の町屋が古いこともあるのだろう。四条通から壬生寺道に入ると、程なく嵐電の踏切がある。町屋や屋台と相まって踏切の風景が、よく似合う場所である。この踏切を渡り、壬生寺に向かうのである。壬生寺道に立ち並ぶ屋台は、境内の中まで続いている。古い町屋と屋台と夕方の風景は、雨も加わり、この界隈の街の風情を感じさせてくれ、そぞろ歩くには良いだろう。
ところで京都の入り口に置かれた四つの守り神、それが北野天神、吉田神社、八坂神社、そして壬生寺なのである。という高札が壬生寺にかけてあった。
こうした高札をみていると神道や仏教は、4という数字やその倍数が好きである。仏教の八正道、十二因縁といった具合に。特に神道の場合、方位という空間概念が強いと思われる。
そう考えたときに、建築設計をすると必ず方位を入れるばかりか、デザインの拠り所とする場合もある。都市に至ってはさらに重要な要素だ。デザインも空間概念に依存する要素が大きい。
また住まいのデザインで西洋人は、西向きを好むが、日本人は南にこだわる。西洋では神様とそれ以外は天と地を志向するが、日本人は東西南北からやってくる邪気を払うしきたりもある。
このようなことをつらつら考えてゆくと、空間概念というのは、いにしえの時代から続く面白い世界だと思ったりする。
2009年、壬生寺道
FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/f3.5-5.6
壬生寺道は、冬の夕方の風景が、どんな気候でも絵になるところである。今年は雨で、それはそれで結構面白い。多分周囲の町屋が古いこともあるのだろう。四条通から壬生寺道に入ると、程なく嵐電の踏切がある。町屋や屋台と相まって踏切の風景が、よく似合う場所である。この踏切を渡り、壬生寺に向かうのである。壬生寺道に立ち並ぶ屋台は、境内の中まで続いている。古い町屋と屋台と夕方の風景は、雨も加わり、この界隈の街の風情を感じさせてくれ、そぞろ歩くには良いだろう。
ところで京都の入り口に置かれた四つの守り神、それが北野天神、吉田神社、八坂神社、そして壬生寺なのである。という高札が壬生寺にかけてあった。
こうした高札をみていると神道や仏教は、4という数字やその倍数が好きである。仏教の八正道、十二因縁といった具合に。特に神道の場合、方位という空間概念が強いと思われる。
そう考えたときに、建築設計をすると必ず方位を入れるばかりか、デザインの拠り所とする場合もある。都市に至ってはさらに重要な要素だ。デザインも空間概念に依存する要素が大きい。
また住まいのデザインで西洋人は、西向きを好むが、日本人は南にこだわる。西洋では神様とそれ以外は天と地を志向するが、日本人は東西南北からやってくる邪気を払うしきたりもある。
このようなことをつらつら考えてゆくと、空間概念というのは、いにしえの時代から続く面白い世界だと思ったりする。
2009年、壬生寺道
FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/f3.5-5.6