1月の寒いときに、京都市郊外の法界寺で裸祭が行われる。寒中の最中に下帯一つで「ちょうらい!ちょうらい!!」と叫ぶだけなのだが、底冷えがするこんな寒い季節に見に行くと奇祭だと思う。粕汁をいただきながら、おおっ!冬体感である。
紅葉が終わる11月を過ぎると、3月迄寒い日が続く。寒いと言いつつ、12月のおけら参り、1月のえべっさんや三十三間堂の通し矢、そしてこの奇祭である裸祭、2月には節分といった具合に幾つかの行事があり、冬の京都を楽しめるのだ。今年は暖冬であったために、雪の京都の風景がなかったのが、寂しい。しかし3月に入ると冬の京都にも、気分は飽きてくる。だから春が待ち遠しくなる。早く桜が咲かないかなと思う。
こんな風に季節と行事、そしてもっと言えば季節ごとに異なる料理とが密接に関連している。だからこそ、暑い夏や寒い冬を気分的にも体力的にも乗り切ってゆくのだろう。しかし、今年は京都より、東京の方が寒かったようだ。
東京のように、寒くて面白い行事も少なくて退屈で、季節の食材が少ない大手スーパーに依存した生活は、つまらんなと思う。だからJR東海のポスターに「日本に京都があってよかった!」というコピーを実感している。
最近京都ブライトンホテルが、客室にキッチンと和室をつけて、一ヶ月滞在で冬は45万という企画商品を発売した。私のところにも、とても小さな客間が一つあるので、1週間ぐらい泊まって京都を堪能してゆけばと提案したが、現代人はそんな暇な企画には、興味がないらしい。京都は、普通に棲むべき都であり、ビジターではつまらんだろうと思うが・・・。
2009年撮影
Fuji FinepixS5pro,ai-AF Nikkor80-200mm/f2.8ED
紅葉が終わる11月を過ぎると、3月迄寒い日が続く。寒いと言いつつ、12月のおけら参り、1月のえべっさんや三十三間堂の通し矢、そしてこの奇祭である裸祭、2月には節分といった具合に幾つかの行事があり、冬の京都を楽しめるのだ。今年は暖冬であったために、雪の京都の風景がなかったのが、寂しい。しかし3月に入ると冬の京都にも、気分は飽きてくる。だから春が待ち遠しくなる。早く桜が咲かないかなと思う。
こんな風に季節と行事、そしてもっと言えば季節ごとに異なる料理とが密接に関連している。だからこそ、暑い夏や寒い冬を気分的にも体力的にも乗り切ってゆくのだろう。しかし、今年は京都より、東京の方が寒かったようだ。
東京のように、寒くて面白い行事も少なくて退屈で、季節の食材が少ない大手スーパーに依存した生活は、つまらんなと思う。だからJR東海のポスターに「日本に京都があってよかった!」というコピーを実感している。
最近京都ブライトンホテルが、客室にキッチンと和室をつけて、一ヶ月滞在で冬は45万という企画商品を発売した。私のところにも、とても小さな客間が一つあるので、1週間ぐらい泊まって京都を堪能してゆけばと提案したが、現代人はそんな暇な企画には、興味がないらしい。京都は、普通に棲むべき都であり、ビジターではつまらんだろうと思うが・・・。
2009年撮影
Fuji FinepixS5pro,ai-AF Nikkor80-200mm/f2.8ED