Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし17. 京都と東京

2009年03月11日 | Kyoto city
前回のブログで京都暮らしの良さを書いた。今日は、これとは逆に、私が生まれ育った東京などと比較して、何が地方都市では、今一なのかについて述べよう。
 例えば街があまりにも変わらなすぎる事に対する 京都人のストレスがあるかも知れない。1300年の歴史都市としては、必然的なことなのだろう。そんなことを言い出したら、ヨーロッパ人達は、ストレスだらけということになる。
 さて、東京が変化あるということは、様々なビジネスチャンスに恵まれる可能性が高いということだ。実際、街の変化は激しいく、それだけ人間にとっては、多様な可能性を生むのだろう。可能性があると言うことは、人と人との出会いが多く、そしてビジネスにつながる機会やアイデアも多いのが事実だ。こうして多数の要素が集積しているところが、東京の良いところだろう。
 現在の東京のように、可能性のあるニューヨークみたいな街も、不況では魅力がない。景気が回復すれば、また元気な側面を見せてくれるだろう。だから都市の魅力と言えば、経済社会の現代では、将来に対する可能性がキーワードの一つにある。そして文化がそれについて行っている事だと思われる。
 手元にADの堀内誠一さんの作品集があり、こんなことができるのは、やはりテレビ嫌いで、そしてどの業界の東京人も知っている木滑(きなめり)さんがいるマガジンハウスだからこそ、雑誌ananを皮切りに時代をリードできたのだろう。木滑さんは変わった人で、私が在職していた当時のプロデュース企業のパーティーでも、短パンというラフなスタイルで、いらっしゃたことは私もよく覚えている。会えば静かな語り口で、仕事本位の人である。
  東京人は、テレビに登場する人間をタレントとして適当につきあい、軽蔑していることがある。そしてテレビ情報というマスメディアをあまり信用していない。東京で生まれ育った私としては、テレビでウハウハしている人間には、田舎者というラベルを貼り付けたくなる。
 東京は、テレビでは動いていないのである。マスメディア以外のコミュニケーションが、数多くあるところが東京のよい点だろう。

2009年、残りゑびす祭
Fuji FinepixS5pro,Leize Hectore135mm/F4.5
コメント
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