Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

1. ヴァーチャルアイランドver2.

2009年03月15日 | Design&3DCG
 ヴァーチャルアイランドの話を断続的に、続けよう。断続的というのは、今回 新たにヴァーチャルアイランドVersion2の制作と同時進行で、このブログを書こうと企てた。もちろん企てだから、毎回連続して書くわけではない。制作に応じて断続的という意味だし、また途中で忙しい仕事に巻き込まれれば中断するし、意欲がわかなければ、放棄することもあるだろう。
 今回は、任意の緯度と経度をもったある地域の海上あるいは湖上に、写真で示したような城郭の廃墟がある。さて、あなたは、この廃墟を活用して、どんな再生デザインの提案をするのだろうか。それが、このブログラムの主題である。
 写真で示した城郭跡は、実際にこんな形態の城郭はなく、私がコンピュータグラフィックスを用いて制作した、ヴァーチャル環境上の城郭跡である。
 城塞跡をみると、丈夫な護岸と壁で囲われ、大きな二つの空間と、おそらく砲台があったのであろうか、海に突き出た小さな空間がいくつかみられる。屋根は、時間の経過の故なのだろうか、消失している。そんなストーリーが描けそうだ。
 城塞跡は、全幅250m程の小さな規模である。さてこの城塞を、地球上のどこに設定するかが重要である。設定した地域の風土や文化に基づいて再生デザインを行うというのが、このブログラムの前提条件であるからだ。そこで北緯40度30分、東経14度30分に設定した。イタリア南部、世界遺産アマルフィー付近の地中海上に位置するという想定だ。
 地中海は、古代から貿易とともに、海賊のメッカでもあった。海上交易路を守るためにも、城塞が築かれたであろう。そんな城塞の跡を生かした、風光明媚な地中海の風景や世界遺産のアマルフィ文化を活かした現代のリゾートに再生させようという具合に、ヴァーチャルアイランドver2のストーリーができそうだ。
 
2009年
IllustratorCS3,Strata 3DCX5.5j,Vue6.
コメント
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