Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし194. 厭世的気分

2010年01月07日 | Kyoto city
 ようやく七草粥の頃になった。個人的にお粥は好きだが、世の中は既に普通に仕事をしているので、気にしなくなった習慣である。それよりは、新年会だというわけで、飲み屋の団体予約の方が多そうだ。
 こんな正月気分の文章を書いていると、仕事に熱の入らない暢気な奴らだと思われそうだ。以前は私もそう考えていたのだが、ある時期からそういう仕事熱心な考え方をやめた。多分世界史の本を読んでいたときだったと思う。ああっ、所詮俺たちは平民なんだ。歴史に名前を残すわけでもなく、その時々の権力者らに右往左往させられる、空気のようなものだ。さらに言えば、その権力者でさえ、今の時代では、歴史に名前を残すこともない。だからそんなにガツガツ働いても、その先はたかがしれている。そういう厭世的な気分である。
 そんな気分でいたら、事務から至急アンケートの回答が欲しいというので、回答用紙文書を大学のメールボックスに入れておいた、という旨のメールが届いた。急ぐならば回答用紙をメール添付ファイルにすれば良いのにと思うのだが、今の私の流儀とは異なる仕事熱心なわりには、彼らの頭はトロイ。
 それに私は、今度の月曜日は論文の打合せがあるので、休日とはいえ大学にゆかなければならないので連休ではない。そう考えてゆくと、連休があるから至急回答が欲しいということか!。なんかご都合主義的な世界だ(笑)。

京都市・産寧坂,2009年12月29日撮影.
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss Makro Planar T*, f2/100mm,ZF.
シャッター:1/250,絞りf11,ISO400,カラーモードF2.
コメント
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