Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし211. 冬の端境期

2010年01月25日 | Kyoto city
 京都も、面白い催事が少ない端境期が、時々ある。調度いまの時期がその一つである。これから節分まで大きな催事と言えば、毎月25日に行われている北野天満宮の初天神、28日の狸谷山不動院の初不動位であり、総じてこの時期は大変静かな冬の端境期である。
 観光ポスターが「冬の京都」とうたっていても、この晴れたり曇ったりする盆地の今の時期は、催事も少なく風景も暖冬気味では今一つさえないので、お勧めできない季節である。私も撮影にでかけることはない。ただし雪が降れば話は全く別なのだが、今の調子では期待は薄そうだ。
 調度毎年この時期は、論文や制作の指導等で研究室も少し忙しい。今年は、5編ほど査読論文等の指導があり、単調な時期を過ごすのには調度よいが、しかしたった5編である。これが10編位だと、大いに頑張って毎晩夜遅くまで赤ペンを入れたり、文献をあさったりと忙殺されるのだが、少し物足りなさを感じているのは、端境期ゆえか。
 最近の大学暮らしでは、7時間は確実に睡眠しており、食事も規則正しい。それ自体は健康的であり、世間的には当然の状態なのだが、 プロデュース企業に勤めていた頃に毎日15時間クリエイティブな仕事をしていた時もあった私にとっては、ガッツがわかない。もっと、頭を全力でフル回転させるような刺激あるクリエイティブな仕事をしたいと思うが、大学というところは、そんな刺激ある仕事自体がないところだ。
 大した話題もないので、元気な二十歳の群像でもアップさせておこう。

京都市・三十三間堂,2010年1月17日撮影.
EOS40D,EF100-400mm,f3.5-5.6,
シャッター:1/800,絞りf5.6,焦点距離100mm,ISO400.

コメント
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