Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし203. 希にキャノン・システム

2010年01月16日 | Photographic Equipment
 一年間にホントに数えるほどだが、古いバックから取り出したこの2台のデジタル一眼レフ・システムを利用する場合がある。EOS40DにEF100-400mmの望遠ズームレンズを付け、またEOS Kiss DigitalにEF16-35mmの広角ズームレンズのシステムである。
 デジタル一眼レフ創世記の技術開発は、キャノンが他社をはるかにリードしていた。だからそれまで30年間使用したニコンフィルム・システムから、初めてキャノンデジタル・システムに乗り換えたのである。これならば海外に持って行き、無くなろうと、壊れようと意識せずに使える気安さがある。
 初代のKiss Digitalは完成度が高い割に当時としては低価格であった。その後シャッターユニットが3万回を超えたところで仕様通りに壊れ、修理して現在に至り5万枚に達している。つまり随分使用した。
 後にkissより高仕様でありながら価格はさらに安い40Dが加わり、APS-Cサイズ換算で24mmから600mm迄をカバーするデジタル一眼レフ・システムが完成してしまったのだ。どちらも、バッテリーグリップを付けているので電池の消耗を気にする必要がない上に、同じバッテリーを使用しているので互換性があり大変便利である。
 そして色は勿論キャノンの色であり、彩度の高い被写体、人工的な色彩には大変良い反応をするのだが、緑のような自然界の色は大変悪いし、抜けもよくない。また機種が新しくなっても発色が改善されることはない。だから私は好きではないし、最近ではあまり使わないシステムだ。

Fuji FinepixS5pro,AF Nikkor 50mm,f1.4D.
シャッター:1/15,絞りf8,ISO1600,カラーモードF2.
コメント
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