Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし208. 選択の余地がない撮影機材

2010年01月22日 | Kyoto city
 通し矢が行われている境内は、選手、ギヤラリー等で大変な人手であり、私のように遅がけに出かけて行き、後番のお姉ちゃん達を狙うときには、撮影ポジションも限られてくる。人垣の後ろに小さな脚立を立て手持ち撮影である。最も投射場に近い良ポジションは、早くから来たカメラマン達の脚立で大いに陣取られており、入り込む隙間もない。
 こうした際にキャノンのEF100-400mm/f3.5-5.6の望遠ズームレンズが必携なのである。撮影素子がAPS-Cサイズのデジタル一眼レフでは、このレンズの焦点距離が調度600mm相当になるのである。 一般にフォトグラファー達は、スポーツや野生動物の撮影で600mm相当のレンズを多様するケースが大変多い。それほど、どんな被写体を撮影をする場合でも引きつけて撮影できる調度よい意味ある焦点距離が600mmなのである。しかもこのレンズは、手ぶれ補正機能がついているので手持ちで撮影できる上に、オートフォーカスも素早いので、ここはキャノン・システムしか選択の余地はないのである。
 もちろんニコンでもこの種の焦点距離のレンズはあるが、オートフォーカスが大変遅く使い物にならない。そろそろ新製品をといつも思わされながら数年経つ。
 また通し矢でも多く見かけた、F2.8の明るさを持つ望遠ズームの80-200mmレンズは一般的に人気があり、しばしばモデルチェンジがなされて性能も向上するのだが、焦点距離からいえば屋内撮影向きのレンズだと思われる。私の経験では、通し矢などの屋外の催事で、撮影条件の悪いところから被写体を引きつけて撮影することはできない。
 だから、望遠ズームレンズを人に勧めるとすれば、現時点で私は、キャノンのEF100-400mmを推奨する。これなら大概の被写体を捕まえることが出来る。レンズの暗さは感度を上げればカバーできよう。

京都市・三十三間堂,2010年1月17日撮影.
EOS40D,EF100-400mm,f3.5-5.6,
シャッター:1/400,絞りf5.6,焦点距離400mm,ISO800.

2010年1月22日金曜日


 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする